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韓国の民間教育にカーライルも財布の紐を緩めた

韓国の民間教育にカーライルも財布の紐を緩めた

Posted July. 20, 2007 03:12,   

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コスダックに上場された論述教育会社「エリムエドュ」は最近、海外転換社債の発行を通じて、米国系の私募ファンド「サンライズ・オーバーシーズ」から1000万ドル(約92億ウォン)規模の投資を受けた。

同社は昨年も、世界的な資産運用会社「ゴールドマン・ソクス」の投資ファンドであるオズマネジメントから1300万ドル(約120億ウォン)を投資を受けている。

昨年の上半期(1〜6月)、同社に投資したJPモルガンのアジア専門投資ファンドであるJFアセットマネジメントは、6ヶ月足らずで株式を売って40%の利益をあげた。エリムエドュの朴ジェソンIR担当課長は、「昨年、管理銘柄から解除され、国内の機関投資家たちは投資を控えたが、かえって外国人投資家たちが積極的に乗り出して投資の誘致に成功した」と語った。

●外国系のファンド、民間教育市場に「目をつける」

世界的な私募ファンドであるカーライルグループが5月、韓国内のある私設塾に2000万ドル(約184億ウォン)を投資して、国内外の金融市場で大きな話題となった。1987年設立されたカーライルグループは、560億ドル(約51兆8000億ウォン)に上る資産を運用する私募ファンドの代表的な存在だ。00年、韓米(ハンミ)銀行を買収した後、04年、シティー銀行に売却して7000億ウォンの差益を収めるほどの大きな存在だ。

証券業界では、カーライルグループが国内の教育企業への投資を検討しているといううわさが出回ると、皆、証券市場に上場されている10社の教育会社のうちのひとつだろうと考えていた。

しかし、いざふたを開けた結果、まったく候補にも上がっていない私設塾のトピア・アカデミーがその主人公だった。トピア・アカデミーは、資本金10億ウォン規模の特殊目的高校への進学のための専門塾で、カーライルから資本金の19倍に上る資本の投資を受けた。カーライルが確保した持分は30%水準で、額面価格の62倍を投資したわけだ。最近、これほどの倍数で投資を受けるベンチャー企業はなかなか目にできない。

外国系証券会社のある役員は、「最近、国内の買収合併(M&A)市場で、国内の機関投資家が合流してからは通貨危機直後のように、ただ同然の値段で投資できる投資物件を韓国で見つけるのが難しくなった」としながら、「多くの外国ファンドでは、韓国の私教育市場がほかの産業に比べて、成長の可能性が高いと見ている」と述べた。

●「第2のメガスタディーを探せ」

04年12月、コスダックに上場した私教育会社のメガスタディーの神話を見守ってきた国内の機関投資家たちも、「第2のメガスタディー」を求めて、塾の立ち並んでいる町を歩き回っている。

權聲文(クォン・ソンムン)KTBネットワーク会長は、特別目的高校への進学のための専門塾であるワイズストームに、個人的に100億ウォンを投資した。ワイズストームは、外国系ファンドとも接触を持っている。

江南(カンナム)地域のオフライン英語教育で有名な鋻潭(チョンダム)語学院の親企業のCDIホールディングスは昨年、企銀(キウン)キャピタルとKG創業投資信託から計240億ウォンの投資を誘致した。チョン・ジェウォンCDIホールディングス次長は、「保有資金があふれ、かえって投資の要請を断っているのが現状だ」と述べた。

李昌饁(イ・チャンヨン)ソウル大学経済学部教授は、「国内の私教育市場は、海外では見られない韓国だけの独特な産業だ」としながら、「韓国の教育熱を知っている外国人投資家たちには安定的な収益率を保証できる魅力的な投資先として、私教育産業を選んだようだ」と語った。