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従来のアイドルグループ映画とは一味違う『イケメン連鎖テロ事件』

従来のアイドルグループ映画とは一味違う『イケメン連鎖テロ事件』

Posted July. 19, 2007 04:52,   

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1998年人気絶頂のアイドルグループ「ジェックスキース」主演の映画『セブンティーン』が公開されたとき、評論家や観客の反応は手厳しいものだった。バックダンサーを夢見る高校の優等生が周囲の反対にぶつかるというストーリーの同映画は、いまひとつの演技とつじつまの合わないストーリーで、有料観客の集計が不可能なくらい観客から見放された。2002年『緊急措置19号』も似たり寄ったりのものだった。ピンクル、ベービーボックス、神話、クリックビーなど、アイドルグループ総出の同映画も興行的に失敗した。

このような前例からすると、26日に封切られる『イケメン連鎖テロ事件』は果たしてヒットするかどうか注目されている。同映画は、SMエンターテインメントの子会社であるSMピクチャースが、人気アイドルグループ「スーパージュニア」のメンバー12人を投入した作品で、内容とは関係なく興行に対する否定的な予想が先に出ていた。

しかし、16日の試写会で『イケメン連鎖テロ事件』は、人気歌手たちの顔だけを売り物にした映画ではないということを誇示した。まず「顔」でなく台本が中心になっているという評価が出た。スターたちの「顔」を全面にクローズアップした既存のアイドル映画とは一線を画し、美男子テロリストをめぐる推理が映画の緊張感を後半部まで盛り上げている。

生半可な社会批判や感動を押し付けないということも、従来のアイドル映画とは異なる点だ。「私たちを理解してくれない大人たち」や「父娘間の葛藤」など、青少年映画の十八番は出てこない。その代わり、イケメンとインターネットをめぐる虚像に熱狂している10代の文化を皮肉って、文化的な主張を高めた。主人公3人と脇役9人が登場するが、一人一人のキャラがはっきりしているというのが映画の見所だ。



polaris@donga.com