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春秋の全国高校野球がいよいよ開幕…ソウル地域のチームが優勢

春秋の全国高校野球がいよいよ開幕…ソウル地域のチームが優勢

Posted June. 26, 2007 03:17,   

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今年の「黄金獅子旗」は、はたしてどのチームの胸に抱かれるのだろうか。第61回黄金獅子旗全国高校野球大会が26日午後1時、ソウルの東大門(トンデムン)野球場でセグァン高と安山(アンサン)工業高校(工高)の開幕戦を皮切りに、9日間の熱戦に突入する。

今大会は奨忠(ジャンチュン)高やソウル高などソウル地域のチームの優勢が予想される中で、青龍(チョンリョン)旗大会準優勝チームの江陵(カンヌン)高、伝統の野球名門の釜山(プサン)高や天安北一(チョンアン・ブクイル)高などが注目を集めている。

▲「涙の力投」と呼ばれた「第2の李ヒョンジョン」が誕生するだろうか?〓ソウル高投手の李ヒョンジョンは、4月に行われた光州(クァンジュ)一高との大統領杯決勝戦で涙の力投の末、敗戦投手になった。

LGのユ・ジホン・スカウトチーム長は、「大黒柱の投手である李ヒョンジョンやアン・チホンなど内野陣が安定しているソウル高と、剛速球投手のチェ・ウォンジェが健在な奨忠高の戦力が目立つ」と評した。斗山(トゥサン)の李ボクグン・スカウトチーム長は、「リハビリ中の李ヒョンジョンが出場するかどうかがソウル高の成績を左右する」と話した。

今大会では李ヒョンジョン並の実力派投手が目を引く。天安北一高のユン・ギホと釜山高のアン・テギョンも、時速140キロの速い球を投げる投手だ。

ロッテのチョン・ジンシク・スカウトは、「アン・テギョンは全国体育大会の予選で青龍旗の優勝チームの慶南(キョンナム)高を2度も下した主人公だ。ストレートの最高時速149キロの剛速球が主な武器だ」と紹介した。

この他、中央(チュンアン)高のミン・ソンギとノ・ジンヨン、天安北一高のユン・ギホ、トンソン高のユン・ミョンジュンなどは、精巧な制球力が持ち味と評価されている。

▲大リーグに向けられた有望株の熱戦〓韓国野球委員会(KBO)は最近、米プロ野球大リーグのスカウトらに「超特急」高校野球選手9人に対する身分照会の要請を受けた。シンイル高の投手・李デウンは4日、契約金80万ドルをもらってシカゴ・カブスと契約し、奨忠高の投手・チェ・ウォンジェは、ミネソタ・ツインズへの入団を進めている。チェ・ウォンジェは最高時速140キロ台中盤のストレートを投げる投手であり、長打力にも長けているマルチプレーヤー。ミネソタ側はチェ・ウォンジェの投手力よりは打者としての可能性に注目していると知られている。

▲ソウルの強気、続くのか〓今年の黄金獅子旗もソウル地域の高校チームの強気が続くというのが多くのスカウトたちの、共通した意見だ。昨年黄金獅子旗の優勝チームであると同時に無等(ムドゥン)旗優勝チームである奨忠高、今年の大統領杯準優勝チームのソウル高とベスト4に進んだ中央高などが注目をあつめている。

今年の青龍旗準優勝チームの江陵高と、無等旗準優勝チームのトンソン高も、今大会の「ダークホース」である。斗山の李フクグン・スカウトチーム長は、「ソウル高と奨忠高の戦力が優勢だが、天安北一高やトンソン高も攻守の両面で並大抵でない戦力を持っているため、接戦が予想される」と話した。

韓化(ハンファ)のイム・ジュテク・スカウトは、「高校野球は当日の選手の調子によって勝負が覆されることが少なくない。伝統の名門である天安北一高の投手のユン・ギホ—コ・ウォンジュンが好投すると、以外の結果が出る可能性もある」と話した。



beetlez@donga.com