北朝鮮は２３日、米国と６者協議参加国の外相会談を８月初めに開く案を推進中だと、明らかにした。
北朝鮮外務省スポークスマンは同日、北朝鮮官営朝鮮中央通信とのインタビューで、「双方（朝米）は、８月初めにフィリピンで開かれるアセアン地域安保フォーラム（ＡＲＦ）閣僚会議の期間に、６者外相会議開催の可能性を検討し、成功のために協力する方針だ」との見解を明らかにした。
しかし、６者協議の米国首席代表を務めるクリストファー・ヒル国務次官補（東アジア・太平洋担当）は２３日（現地時間）、日本からワシントンに到着した直後、記者団に対して、「６者外相会談は、７月末に開かれるのが良い」と述べた。
国際原子力機関（ＩＡＥＡ）のエルバラダイ事務総長は２２日（現地時間）、北朝鮮核施設の稼動停止・封印の手続きを議論するための事前調査団が２６日に訪朝し、３０日まで北朝鮮に滞在する計画だと明らかにした。
一方、ロシア財務部の高官は２３日、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）に凍結された北朝鮮関連資金２３００万ドルが、ロシアの極東商業銀行の北朝鮮口座に入金され、早ければ２５日にも、北朝鮮の朝鮮貿易銀行平壌（ピョンヤン）本店に送金されることを公表した。
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