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07大学入試の標準点を08年の等級制に適用すると…

07大学入試の標準点を08年の等級制に適用すると…

Posted June. 13, 2007 03:03,   

한국어

教育人的資源部は修学能力試験(修能=日本のセンター試験に該当)の点数を1点でも多くとろうという競争が私教育を助長するとみなし、今年の修能から9等級制(1等級=上位4%、2等級=7%、3等級=12%など)を導入したが、各大学では受験生たちの実力をきちんと見分けることができないという問題点を指摘している。

▲同一等級でも標準点に格差〓2007年度までは、修能の成績は領域別の標準点、標準点による百分率や等級で与えられたが、2008学年度からは、標準点を基準とした9等級のみ与えられる。

2007学年度の修能採点結果を基準として調べてみると、同じ等級でも最高と最低の標準点の差が、領域によっては3〜11点も出ている。

言語1等級の場合、最高標準点は132点、最低標準点は127点で、5点の差が出る。自然系列の生徒の受ける数理「カ」の場合、11点(145〜134)で最も差が開いた。人文系列の生徒の受ける数理「ナ」は、1等級で3点(140〜137)の差が開いたが、2、3等級では8点と、格差が広がっている。

各大学で主に反映する言語や数理、外国語の3つの領域を合計すると、全部1等級の受験生の場合、最高と最低の標準点の差が最大20点にもなる。全部2等級なら最大14点、全部3等級なら最大20点の格差となる。

中央(チュンアン)学院の金ヨンイル院長は、「1等級での標準点の11点の差は、3点問題3項目分の差だ」としながら、「今年からは標準点がなく、各大学では同等級での大きな実力差を見分けることができず、大きな問題だ」と話す。

▲標準点が高くても等級点は低い逆転現象〓標準点を実際に大学入試選考に反映してみると、受験生の等級の組み合わせによっては逆転現象が起こることもある。

言語、数理ほかの3領域で全て1等級となったが、標準点が最低の受験生Aの標準点数の合計は391点、△言語、数理の「カ」で1等級の最高標準点、外国語で2等級の最高標準点となった受験生Bの標準点の合計は407点だ。

受験生Aは全て1等級だが、外国語で1等級低い受験生Bより標準点で16点も低い。

この受験生たちの等級別の換算点を大学別の選考方式によって計算すると、逆転現象はさらにはっきりしてくる。

ソウル大学の場合、受験生Aの等級点は117点(言語36+数理「カ」45+外国語36)で、等級点が113点(言語36+数理「カ」45+外国語32)の受験生Bに対し4点もリードすることになる。高麗(コリョ)大学と延世(ヨンセ)大学の選考でも同じ現象が現れる。

ソウル大学入学管理本部の金ギョンボム専門委員は、「修能等級制は点数差をきちんと反映できず、大学のほうでも厳しいことがたくさんある」としながら、「2008年度からは等級以外の資料を出さないので、大学側では問題すら提起できないのが実状だ」と語る。



inchul@donga.com