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「夢の製鉄工程」 ポスコがのファイネックス工法で鉄鋼史を書き換える

「夢の製鉄工程」 ポスコがのファイネックス工法で鉄鋼史を書き換える

Posted May. 31, 2007 03:57,   

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●15年投資—研究が結実

14世紀頃に発明された溶鉱炉の工法が近代製鉄技術に一線を画す出来事だとすると、ポスコのファイネックス工法は「21世紀の現代製鉄技術」の新しい幕を開けるシグナルだとの評価が出ている。

鉄鉱石や石炭を一度に入れて鉄を溶かす従来の溶鉱炉は、大量に鉄を溶かすことはできるが、環境汚染に経済性が低いという弱点があった。鉄鉱石や石炭を溶鉱炉に入れる前に、粉状の鉄鉱石と石炭を塊として作るため、それぞれ焼結工程やコークス工程を経なければならなかったためだ。

しかし、ファイネックス工法は、この二つの工程をなくし、溶鉱炉の短所を一気に解消した。自然状態での粉の鉄鉱石(粉鋼)と石炭を加工しなくても、すぐ使えるようになったわけだ。

これを受けて、ファイネックス設備への投資費と鉄鋼の製造コストは、同規模の溶鉱炉設備に比べて、それぞれ20%と15%が削減された。

5%の価格差をめぐって世界の鉄鋼業界が激しい競争を繰り広げていることを考えると、ファイネックス工法は従来の溶鉱炉に比べて35%の価格競争力を備えることになる。

また、工程が減ることによって、環境汚染物質も画期的に減った。同規模の溶鉱炉に比べれば、窒素酸化物と硫酸化物はそれぞれ1%と3%が、飛散ごみは28%まで減少した。

●ベトナムーインドなどに建設推進

ファイネックス工法のすごさは、100年以上の歴史を持つ先進国の鉄鋼メーカすら失敗した溶鉱炉の代替工法を成功させたということからも分かる。

日本のディオス(DIOS)工法や豪州のハイスメルト(HISMELT)工法など、世界各国の鉄鋼メーカーは粉末状の鉄鉱石を直接原料として使える工法の開発に乗り出したが、量産には至らなかった。

国際鉄鋼協会(IISI)のイアン・クリスマス事務総長は同日、竣工式に送った画像メッセージで、「ファイネックスは世界の鉄鋼産業に膨大な影響力を発揮するだろう」としながら、「ポスコが現在は勿論のこと、未来においても世界最高の鉄鋼会社だということを立証した」と高く評価した。

ポスコでは浦項(ポハン)製鉄所の古い溶鉱炉設備をファイネックス工法に取り替える一方、ファイネックス工法を世界の標準技術として作り上げる計画だ。とりわけ粉鉱の埋蔵量に豊富なインドやベトナムで頭角をあらわすことになると見られる。

李会長は、「インドで推進している一貫製鉄所をファイネックス工法で推進している」としながら、「今後、ベトナムやインドでの追加投資が行われれば、ファイネックスが有力だ」と説明した。

しかし、ポスコはファイネックス工法を戦略的な核心技術として活用するものの、技術の流出を最大限食い止めるために技術移転ではなく、自主的な投資方式で進める計画だ。

すでに、ファイネックス関連技術を保護するために、海外20ヵ国余りで58件の特許を出願している状態だ。

●ポスコ、世界第2位に浮上する可能性

ポスコは今後、ファイネックスの常用設備だけで年間150万トンの鉄を溶かしたものを生産する計画だ。これを受けて、ポスコの粗鋼生産能力は来年3400万トンに増え、粗鋼生産高基準で世界4位から2位に浮上するものと展望される。

ここにインドやベトナムなどに現在建設中または今後追加で建設する一貫製鉄設備施設を考慮に入れれば、ポスコは10年後には総合粗鋼の生産量が4200万トンに増え、世界トップのアルセローミタルとも競争できるようになる。

また、「買収合併(M&A)の危険」から脱し、世界有数の鉄鋼メーカーとの競争で比較優位を占めるのに役立つものと見られる。一方、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、「ファイネックスは我々が世界で初めて開発した革新的な技術であり、世界の鉄鋼史を書き換える快挙だ」としながら、「ポスコは韓国国民に自信を持たせた誇らしい企業だ」と語った。



changkim@donga.com