Go to contents

警察、監察発表後に内紛の兆し

Posted May. 28, 2007 03:25,   

한국어

金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長の仕返し暴行事件に対する監察の結果が25日に発表された後、一線警察が警察トップの辞任を要求するなど警察組職が搖れている。

警察官専用のインターネット掲示板には李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官の辞任を要求する書き込みが一日に数十件ずつ掲載されているが、警察庁はこれを任意に削除しており、一線の警察幹部らがこれに反発して共同声明まで発表する動きを見せ、警察首脳部が緊張している。

▲李長官の責任論も浮上〓27日に警察庁のホームページ掲示板と下位職警察官らのホームページである「ムグンファクラブ」「ポールネティアン」などには、「警察首脳部が自分たちが生き残るために部下を検察に売り渡した」という主張が提起されるなど、警察首脳部を非難する声が殺到している。「警察の創設以来、最大の恥」という自嘲の中、李庁長の「責任論」も浮上している。

特に、警察の捜査権独立を強く主張してきた黄雲夏(ファン・ウンハ)総警(警察大学1期、警察総合学校総務課長)は、警察官専用の掲示板に「李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官は自ら退くことで組職の最後のプライドを守らなければならない」という文を載せた。

黄総警は同文で、「悲痛さを超え、驚かせ憤怒させることは検察に捜査を依頼した部分だ」とし、「これは警察独自の捜査を信用できないということだが、長官は最善を尽くし大統領府を説得し『捜査依頼』だけは阻止しなければならなかった」と主張した。

警察庁は25日、金學培(キム・ハクベ)前ソウル警察庁捜査部長と蔣熙坤(チャン・ヒゴン)前南大門(ナムデムン)署長を検察に捜査依頼した状態だ。

警察官の専用掲示板を管理する警察庁の革新企画課は、25日から李長官の辞任を要求する数十件の文を引き続き削除している。

革新企画課の関係者は、「サイバー警察庁の運営規則第7条第2項に根拠のない誹謗文は削除することになっている」とし任意削除に何ら問題はないという態度だが、一日に数十件の文が削除されるなか、一線では反発がさらに強まっている。

とくに警察首脳部は、「警察大学出身の一部幹部が李宅淳警察庁長官の辞任を要求する共同声明を準備中」という情報を入手し、真相把握に乗り出した。

警察庁が検察に捜査を依頼したのは大統領府の指示で、ややもすると、一線警察と大統領府の摩擦にもつながる可能性がある。

▲検察、特別捜査チームを検討〓ソウル中央地検は、警察庁が捜査依頼した事件を麻薬組織犯罪捜査部と特捜部所属の検事らで構成された特別捜査チームに任せる案を前向きに検討している。

検察の関係者は、「組職暴力団と警察の癒着疑惑などに対する実体糾明のレベルで麻薬組織犯罪捜査部が捜査に関与するものと聞いている」と話した。

検察は、警察庁が28日に公式的に捜査を依頼すれば、担当の捜査部署を指定し割り当て、前現職の警察関係者を被疑者や参考人の身分で呼んで調査する方針だ。



creating@donga.com needjung@donga.com