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米の北朝鮮弾道ミサイル迎撃試験が宙に浮く

米の北朝鮮弾道ミサイル迎撃試験が宙に浮く

Posted May. 28, 2007 03:25,   

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北朝鮮の長距離ミサイルに対する米国史上2度目のミサイル防御(MD)体制の迎撃試験が25日、頓挫した。

米国は同日午前7時15分、MD体制の迎撃試験を行ったが、目標ミサイルが決まった高度に上がることができず途中で墜落し、迎撃ミサイルの発射予定の8〜10分前に試験を急遽延期した、と米ミサイル防御局が発表した。

一方、米議会はブッシュ政権のMD関連予算の要請額3億1000万ドルを大幅に削減する動きを見せている、と米国の各マスコミが26日に報じた。

米上院軍事委員会は24日、イランなど「ならず者国家」による欧州と米本土に対する攻撃に備え、政府がMD体制の構築費用として提出した予算のうち、8500万ドルを削減した。下院も最近1億6000万ドルを削った。

民主党所属のカール・レビン上院軍事委員長はポーランドとチェッコにMD体制を作るための交渉が初期段階であるにもかかわらず、巨額の予算を要請したと批判した。

これに先だち、ライス国務長官とゲイツ国防長官は21日、ペロシ議長など下院指導部に書簡を送り、予算の処理を要請した。

ライス長官とゲイツ長官は書簡で、イランは2015年までに欧州と米国に到逹することができる長距離ミサイルを開発する可能性があるという米情報機関の分析結果を伝えながら、「遅くとも来年にはMD体制の構築作業に入らなければならない」と強調した。



sechepa@donga.com