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「韓国の科学本が人気」 第44回ボローニャ国際児童図書展

「韓国の科学本が人気」 第44回ボローニャ国際児童図書展

Posted April. 28, 2007 08:16,   

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第44回ボローニャ国際児童図書展が24〜27日、イタリア中北部の古都ボローニャで開かれた。

各国の児童図書の著作権を売買する今回の図書展には、64ヶ国、1200あまりの出版社が参加した。参加国や出版社の規模は昨年とほぼ同じだが、これに先立って開かれたロンドン図書展のあおりで、入場客は芳しくない。

韓国では韓国出版文化協会が韓国パビリオンを設け、18の出版社が韓国パビリオンにブースを設置し、704種の図書を展示した。16の出版社は委託の形態で33種を展示した。また韓国パビリオンとは別途に、6つの出版社が個別ブースを設けて、参加した。

韓国パビリオンに初めて参加した東亜(トンア)サイエンスの李オクチュ氏は、「雑誌より単行本、なかでも『帰ってきたガリレイ』や『夢見るアインシュタイン』のような漫画本や『寒いホームズ』のような知識本に海外バイヤーたちの関心が大きい」と伝えた。

アジアパビリオンに個別のブースを設けたピリョンソの朴サンヒ社長は、「今年の場合、世界的な大型出版社にも業界の注目を集めるほどの本がほとんどないが、これに比べて韓国作家たちの水準が相当高まったことを実感した」としながら、「韓国の各出版社でもこれまでの経験をもとに、積極的に輸出に力を入れるときだ」と強調した。

国際館にブースを設けたヨウォン・メディアの金ドンフィ代表は、「ロンドン展示会で始まった商談をここまでもってきて推進した結果、販売契約を結んだ本が30冊を超えている」と満足していた。

ロンドン図書展であらかじめ著作権の契約を結ぶので、相対的にボローニャ児童図書展が縮小される傾向はあるが、韓国の児童図書はここで地道に競争力を育ててきたので、契約件数はむしろ増えつつある傾向だ。

出版協会国際事業部の朴ウンジョン氏は、「韓国館への参加出版社のうち、13種3万部の契約をあげたケースもある」と伝えた。朴氏は、「アジア国家のバイヤーたちは科学のような教育図書に、北米や欧州のバイヤーたちは韓国的な色彩の目立たない絵本に関心を示す」と紹介した。

いっぽう、今回の絵本図書展の主賓国はベルギーのフランス語圏地域であるワロニア—ブリュッセルと決まり、同地域のイラストレーターたちの作品が多く披露された。韓国は2009年の主賓国だ。

また、同図書展で、「今年のイラストレーター」に選ばれた絵本『袋を背負ったおじいさんが来る』(時空ジュニア)の朴ヨンチョル氏と、童話『街角の幸運の豚』(ダリム)の挿絵作家の金スッキョン氏は83人のほかの参加者たちとともに作品を展示した。彼らの作品は図書展の閉幕後、日本での展示を経て、今年12月、京畿坡州市(キョンギ・パジュシ)のへイリでも展示される。



kjk9@donga.com