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「安倍首相、訪米中は『慰安婦』発言に気をつけないと」

「安倍首相、訪米中は『慰安婦』発言に気をつけないと」

Posted April. 26, 2007 08:39,   

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——安倍首相の訪米を控え、日本では日米関係が以前のようではないという憂慮の声が聞こえる。

「安倍首相は、米国のネオコンと類似点が少なくない。交渉より圧力を好み、単独行動に走り、レジーム(Regime=体制)の変化を求めるという点がそうだ。しかし、米国では、イラク政策の失敗でネオコンが劇的に退潮し、北朝鮮政策も180度転換した。『ネオコン的』な安倍首相と『脱ネオコン的』な米国との食い違いが大きくなる可能性が高い」

——日本が進もうとする道をどう見るか。安倍政権は、任期中に改憲の日程を始めるという意志を固めているが……。

「ネオコンの特徴の一つがイデオロギー中心という点だ。外国人の立場で、改憲問題にどうこう言う必要はない。60年も経ったから変える必要があるという主張も理解できる。しかし、安倍政権が今言っていることは、『これこれの政策のために、この部分を変える必要がある』という『政策上の必要による改正』ではなく、『イデオロギー的』な改正だ。『現行憲法は、戦後に連合軍総司令部(GHQ)の圧力で作ったものだから、自分たちの手で直そう』という話だ。ここで問題は、改憲を通じて日本がどこに進もうとするのかがまったく見えないという点だ」

——自民党は、「戦後レジームの脱却」を今年7月の参院選のキャッチフレーズにする方針だ。

「安倍首相が『戦後レジームの脱却』を掲げたことが外国に広く知られたら、大変な誤解を招くことだろう。民主主義国家のリーダーが自国の体制を変えるということは、外部からは理解できないことだ。『レジーム』という言葉の重さを知らなすぎるという印象を受ける。戦後レジームから脱却するならば、その代わりに望む体制は果たして何か。『戦後自由民主主義と平和主義』からの脱却ではないのか。一国の首相なら、イデオロギーは寝室で夢見て、現実に即した国益を追求しなければならない」



sya@donga.com