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金鉉宗本部長「開城工団製品への特別優遇関税も可能」

金鉉宗本部長「開城工団製品への特別優遇関税も可能」

Posted April. 05, 2007 08:02,   

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韓米自由貿易協定(FTA)の交渉結果の報告を受けるために4日開かれた国会統一外交通商委員会では、議員たちが開城(ケソン)工業団地の域外加工問題やFTA再交渉の可能性などについて集中的に問いただした。

また、農業や漁業分野の交渉結果の報告を受けるために開かれた農林海洋水産委員会では、政党を問わず、全ての議員たちが「政府が全てを譲ってしまった」と、一様にFTA交渉結果を批判した。

▲統一外交通商委員会〓金鉉宗(キム・ヒョンジョン)外交通商部通商交渉本部長は、「両国が『韓半島域外加工地域委員会』を設置することにした」としながら、「これは(そのような表現は盛り込まれていないが、開城工団に対する)域外加工というコンセプトを米国が認めたものだ」と述べた。金本部長は、「委員会では域外加工を適用する際、いつ、どのような条件で、どの地域を対象にするかの3つだけを決めればいい」と説明した。

金本部長は、「域外加工地域の指定を通じて、特別優遇関税の課税を原則的に認める別途の付属書を採択した」としながら、「委員会は協定が発効してから1年後に開催される」と語った。

米議会の見直し要求による再交渉の可能性については、「FTAはいったん妥結されれば、再交渉は原則的にない。再交渉はできないことを米国に強く話しておいた」と述べた。

金本部長は、ハンナラ党の金容甲(キム・ヨンガブ)議員から農業の被害対策を聞かれると、「交渉を進めながら最も心を痛めた部分が農民だ。『革命的な対策が必要だ』という指摘には100%同感し、農林部長官とともに大統領を説得するつもりだ」と答えた。

無所属の崔載千(チョ・ジェチョン)議員は、「遺伝子組み替え生物体(LMO)の輸入の際、安全性検査や輸入承認手続きを省くなど、国民の健康を脅かす6つの項目についても合意したのは事実なのか」と問いただした。

これに対して金本部長は、「別途に合意したし、関係省庁で別途の合意文の形で作成されるだろう」としながら、「5つの項目は問題ないと判断しており、1つの項目は韓国の生物多様性条約への加盟を前提としたもので、引き続き協議することにした」と答えた。

他国とのFTA交渉の推進について金本部長は、「欧州連合(EU)とは近いうちに交渉に入る」としながら、「遠交近攻(遠い国と親交を結んで、近い国を攻撃するという意味)戦略で、まず、遠い市場を手にしてから、中国や日本を相手にする予定だ」と明らかにした。

金本部長は、「中国とは先月始まった共同研究が今年末に終わるので、その時に評価して判断したい」と述べており、「日本とは1年間交渉を行ったが、日本が韓国側に示した農水産物(開放の幅)が、当初の約束水準の90%よりさらに低い、わずか56%だった。それよりいいものを示さない限り、相手にするつもりはない」と述べた。