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李明博—朴槿恵、「コメを除いて開放賛成」

李明博—朴槿恵、「コメを除いて開放賛成」

Posted March. 31, 2007 07:03,   

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韓米自由貿易協定(FTA)締結に対する大統領候補たちの賛否の見解は錯綜している。

韓米FTA締結を「選択でない生存」の問題と見る見方がある一方、交渉中止を要求してハンガーストライキをしている。

野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿恵(パク・クンへ)前代表は、韓米FTAの締結について、コメ市場を開放しないなど農業分野を除外した「条件つき賛成」の原則を明らかにしている。

李前市長は30日、ソウルのあるホテルで開かれた延世(ヨンセ)大学経営大学院総同窓会の講演で、「競争力を身につけるには、市場を開放しなければならない」と述べ、「韓米FTAを締結すれば、強い方は得をして弱い方は損をするというが、長い目で見れば、弱い部分も強くなりうる」との見解を示した。しかし李前市長は、コメ問題は米国が譲歩すべきだとの姿勢だ。

朴前代表は最近、特別講演で、「韓国が成長したのも貿易のおかげであり、今後も輸出で生きるしかない。より大きな市場に出る扉を閉ざせば未来はない」と述べ、韓米FTAの締結に原則的に賛成する意思をほのめかした。しかし、「単純な農産物以上の意味を持つコメの開放は絶対にできない」と主張した。

元喜龍(ウォン・ヒリョン)議員側は、「原則的に賛成するが、具体的な交渉内容を見なければならない」と留保的な態度を示した。

最近ハンナラ党を離党した孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前京畿道(キョンギド)知事は、「国家生存の次元で韓米FTAの締結は必要だが、コメ開放は交渉対象ではない」と主張した。孫前知事は、米国だけでなく他の国々とも積極的にFTAを締結し、韓国を北東アジア経済の中心にしなければならないと主張し、「被害を受ける分野は国家が補償すべきだ」と述べた。

一部の与党陣営候補の態度は正反対だ。

金槿泰(キム・グンテ)前ウリ党議長と民生政治の会の千正培(チョン・ジョンベ)議員は、「国論分裂をもたらすFTA交渉をただちに中止し、次期政府に回さなければならない」と主張し、ハンガーストライキをしている。

金前議長は最近、「韓米FTA交渉はタイムテーブルに従って疾走している。結果は惨状であり災いとなる。いま中止しなければ混乱と対立に陥るだろう」と主張した。

韓米FTA締結反対の見解を明らかにしてきた民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)議員は、「交渉中止が唯一の代案だ」と述べた。

いっぽう、鄭東泳元ウリ党議長は、「交渉期限に追い回されるのは正しくないが、基本的にFTA締結に賛成する」と明らかにした。しかし鄭元議長は、「コメ開放不可と開城(ケソン)工業団地生産品の原産地認定は必ず貫徹すべきだ。追加交渉が実現しなければならない」と述べた。

鄭雲燦(チョン・ウンチャン)前ソウル大学総長は最近、特別講演で、「韓米FTA締結の最終段階で反対するのは無責任だ」としながらも、「コメ市場の開放は留保しなければならない」と述べた。



myzodan@donga.com