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安熙正氏ら386派、政府公式ライン排除し北朝鮮と秘密接触

安熙正氏ら386派、政府公式ライン排除し北朝鮮と秘密接触

Posted March. 30, 2007 07:45,   

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(1)安熙正氏ら386派、政府公式ライン排除し北朝鮮と秘密接触

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の386世代議員の中でも最側近である安熙正(アン・ヒジョン)氏と、与党ヨルリン・ウリ党の李華泳(イ・ファヨン)議員が、対北朝鮮秘密接触に乗り出した昨年10月前後に、政権の核心部で、対北朝鮮公式ラインと秘線ラインの内輪もめが激烈していたことが明らかになった。

特に、386グループは昨年7月、北朝鮮のミサイル発射と10月の核実験で南北関係が急速に冷え込んでから、公式ラインを排除して個別的な対北朝鮮接触を通じて南北首脳会談を進めようとしており、安氏の対北朝鮮接触もその延長線上で行われたことだという観測が政界の周辺ではなされている。

政府与党のある高官は29日、「南北首脳会談で問題を解決しようとしていた386グループに立ち向かって、当時、宋旻淳(ソン・ミンスン、現外交通商部長官)大統領統一安保政策室長体制の公式ラインは、6者協議の再開にフォーカスを合わせていた」と述べた。

実際、安氏たちの対北朝鮮秘密接触は、首相室はもちろん、対北朝鮮政策を樹立して執行する統一部など公式ラインを徹底的に排除したまま推進された模様だ。盧大統領の中東歴訪を随行中の宋旻淳長官は同日、記者団に対して、安氏の対北朝鮮接触の事実を知っていたのかという質問に対して、「知る知らないを話す前に、本人(李鎬迵大統領国政状況室長)の話を聞いてみなければならないが、意味のあることだとは思わないでもらいたい」と述べた。

宋長官は、「南北首脳会談は塞がれていることを解決するならともかく、それをどうしてやろうとしているのか分からない。実際、南北関係を進展させて、核問題とそのようなイシューを進展させて、その上で(首脳会談を)進展させるのが筋で、首脳会談を実現するために砂の城を作るようにそのようなことをしてはいけない」と述べて、386世代の側近たちの首脳会談の推進について、批判的な態度を示した。

国家情報院の元高官も同日、東亜(トンア)日報の記者との通話で、「在職当時は386派の対北朝鮮接触をまったく知らなかった」とし、「386派が政治的な判断をしたようだ。政権を継続させるには南北首脳会談の推進のほかに道がないと考えていたようだ」と述べた。

韓明淑(ハン・ミョンスク)当時首相(現ヨルリン・ウリ党議員)も、安氏らの対北朝鮮接触を全然知らなかったとされている。これに大統領府内部の権力争いも、今回明るみになった対北朝鮮秘線接触とは無関係ではなかったという分析が出ている。

大統領府の内部状況に詳しい政府高官は、「大統領府には釜山(プサン)派、386グループ、官僚出身など多様なグループがあり、事案ごとに離合集散を繰り返す状態だ」とし、「安氏の対北朝鮮接触も主導権争いの結果で、安氏と大統領府386の座長格の李鎬迵(イ・ホチョル)大統領国政状況室長、李海瓚(イ・ヘチャン)元首相の側近のウリ党の李華泳議員が一緒に作り出したことだ」と述べた。



yongari@donga.com sys1201@donga.com