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李明博—朴槿恵側、「興行カードとして鄭夢準ほどの人物はない」

李明博—朴槿恵側、「興行カードとして鄭夢準ほどの人物はない」

Posted March. 29, 2007 07:49,   

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野党ハンナラ党の有力な大統領選候補である李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿恵(パク・クンヘ)前代表の間で鄭夢準(チョン・モンジュン)議員の人気が高まっている。無所属の鄭議員は5選議員であり、認知度が高く、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長として世界的な人的ネットワークまで持っている。特に、地域区の蔚山(ウルサン)では影響力が大きく、2人とも目をつけるに値する。02年の大統領選挙当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補に単一化した後、投票日前日の支持撤回でイメージに打撃を受けたが、全国的な「興行カード」として遜色がないという分析が出ているのもこのためだ。

鄭議員は李前市長と同じ釜の飯を食った仲だ。李前市長は故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代(ヒョンデ)グループ名誉会長を手伝って「現代神話」を作り上げており、鄭議員は鄭会長の6男で「現代家」の一員だ。

また、鄭議員は朴前代表と奨忠(チャンチュン)小学校の同窓だ。02年の大統領選挙前まで2人はたまにテニスを一緒に楽しんだ。鄭議員が02年の大統領選挙の出馬を宣言し支援を要請したが、朴前代表は「アイデンティティが一致しない」という理由などで断った。昨年、ソウル市長選挙を控えて朴前代表が党内の市長候補選挙への参加を提案したが、今度は鄭議員が遠慮した。

今のところ、李前市長の方が鄭議員との距離を狭めることにもっと積極的だ。先月22日、鄭会長の6周期を迎えて、京畿道河南市(キョンギド・ハナムシ)の墓地を訪ねており、最近の講演では数回鄭会長のリーダーシップを強調して誉めたてた。

また、李前市長は28日、京畿道の安山(アンサン)スタジアムで鄭議員と並んで座り、国家代表サッカーチームの五輪予選戦を観戦した。李前市長側は、噂になっている鄭議員との「交換説」に対して、「これといった接触はない」として、拡大解釈を警戒した。しかし、キャンプの関係者は、「鄭議員に力を貸してもらえば、大きな力になる」と述べた。李前市長を助ける現代出身らが鄭議員との接触を取り持っている模様だ。

朴前代表は未だに鄭議員を引き込むための明確な行動を見せていない。しかし、朴前代表が鄭議員に好感を持っていると、側近らは説明している。しかし、かつて数回すれ違った「絆」をどうやって再び結び付けるかが関心を集めている。

鄭議員は最近、あるマスコミとのインタビューで、李前市長に対して、「各種世論調査で1位を示していることそのものが大きな長所で、国民に認められているということ以上の大きな資産はない」と述べた。朴前代表に対しては、「女性ならではのきめ細かさが長所であるが、これを浮き彫りにするのがよいだろう。最近は忙しくなったせいか、そのような面がやや疎かになっているようだ」と述べた。

鄭議員側は、「李前市長側が気を使っているようだが、特別に2人が顔を合わせたりしてはいない」とし、「特定候補を念頭に置いているようではない」と伝えた。



mhpark@donga.com