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6者協議合意後の韓半島情勢を話し合う国際コンファレンスが開催

6者協議合意後の韓半島情勢を話し合う国際コンファレンスが開催

Posted March. 28, 2007 07:34,   

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北朝鮮の核問題の解決に向けた2・13北京合意は、韓半島の究極的な平和と非核化のための土台として着実に進められるべきであり、このためには北朝鮮が合意内容を忠実に履行することが緊要だと、韓米両国の専門家が口をそろえる。

26日(現地時間)、東亜(トンア)日報社付設の化汀(ファジョン)平和財団、高麗(コリョ)大学一民(イルミン)国際関係研究院、ジョージタウン大学アジア研究所の共同主催で、米ワシントンのジョージタウン大学において開かれた国際コンファレンスは、2・13合意以後、韓半島の情勢が急変している状況で、韓米両国の専門家と米行政府の高官が一堂に会して意見を話し合う場となった。

同日のコンファレンスで、6者協議の米国側首席代表を務めるクリストファー・ヒル米国務省次官補は昼食会のスピーチで、「米朝が完全な関係正常化を実現するには、劣悪な人権問題など、北朝鮮が現在満たしていない国際的な基準を達成しなければならない」と述べた。

ヒル次官補は、「北朝鮮の非核化は多くのことを可能にするだろうが、(米朝が)完全な関係正常化、つまり良い関係を結ぶためには、人権など北朝鮮が現在満たしていない国際的な基準を満たさなければならない」と強調した。米国が米朝間の完全な関係正常化の条件として、北朝鮮の人権など他の条件にはっきりと言及したのは今回が初めて。

ヒル次官補はまた、「米国は核兵器を持った北朝鮮とはいかなる関係も結ばない」とし、完全な非核化が米国の変わらぬ目標であることを強調した。続いて、「北朝鮮がバンコ・デルタ・アジア(BDA)銀行の資金2500万ドル(の振込み遅延)を理由に6者協議を中断させているのは、とても間違った行動だ」とし、「BDA銀行の資金が北朝鮮側に振り込まれていないのは、金融システム上の技術的な問題であり、技術的な問題は数日で解決されるだろう」と述べた。

韓昇洲(ハン・スンジュ)元駐米大使は同日の基調演説で、「米国は依然として北朝鮮の完全な核の廃棄を求めているが、現実的には北朝鮮の核の拡大を防ぐことを目標にしているなど、政策の転換をしているものと見られる」とし、「中国も、北朝鮮の過去の核まで廃棄するよりも現在の施設を凍結させることで、北朝鮮の未来の核を遮断することが重要だということに、米国と意見を共有しているものと分析される」と述べた。



sechepa@donga.com srkim@donga.com