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現職の部長判事、最高裁長官の退陣を要求

現職の部長判事、最高裁長官の退陣を要求

Posted February. 21, 2007 07:10,   

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現職の部長判事が「高裁部長判事の石弓テロ」事件のような司法不信の主要原因として李容勳(イ・ヨンフン)最高裁長官の道徳性問題を取り上げ、李最高裁長官の去就表明を要求した。

ソウル中央地裁・民事合意11部の鄭永珍(チョン・ヨンジン)部長判事(49・司法試験24回・写真)は20日、裁判所内部の通信網に掲載した「石弓テロ関連—李容勳最高裁長官の去就に対する決断を促す」という文章を通じて「李最高裁長官の弁護士時代の税金漏れや餞別金疑惑のような否定的行動が今の司法不信をもたらした重要なきっかけを提供したように見える」と主張した。

鄭部長判事は「李最高裁長官は疑惑について解明し、解明できなければ去就問題に決断を下さなければならない。たとえ潔白だとしても、このような疑惑が十分に解明されなければ、最高裁長官職にあるという事実自体が、裁判所の家族や一般国民に対してあまりにも大きな負担になるからだ」とし、事実上李最高裁長官の自らの辞任を求めた。

鄭部長判事はまた「小説のようなシナリオ」と前提した後、法曹不正で拘束された趙𨛗行(チョ・グァンヘン)前ソウル高裁部長判事の逮捕令状を発給した令状専担の部長判事が刑事合意部長でなく刑事抗訴部長に転補され、1審で趙前部長判事に実刑を言い渡した部長判事が高裁の部長判事昇進から脱落したことにも疑惑があると主張した。

鄭部長判事は文章の最後に「このような人事を見守る裁判官らが最高裁長官の機嫌を伺う裁判をする誘惑を受けるのではないか」と反問した後、「同期より任官が遅くなり、来年高等部長昇進の人事対象者である私がこの文章によって人事上の不利益を受けることを心配しなければならないのではないか」と書いた。

裁判所の内部では、この文章が最近の裁判所定期人事に対する不満のためだとの話が流れ出ており、最高裁側も「人事に不満を抱いた方が突出した行動をした」と一蹴した。最近の人事では司法研修院の第13〜15期から18人が高裁の部長判事に昇進しており、司法研修院第14期の鄭部長判事は同じ裁判所の民事8部の裁判長に転補された。



wing@donga.com