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「脱」大統領選合従ゲームが始まった

Posted February. 07, 2007 07:05,   

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与党ヨルリン・ウリ党内の「統合新党」派の議員23人が6日、集団離党した。

今回の離党で与党であるウリ党が分党したことで、ウリ党は議席数が110席に減って院内第2党になり、127席の最大野党ハンナラ党が第1党に浮上した。

このため、ウリ党とハンナラ党の院内ニ党構図で動いてきた政局運営が抜本的に変化するだけでなく、ハンナラ党の大統領候補たちが独走している第17代大統領選挙の構図にも、直接的な影響が及ぶものとみられる。

特に国政を支えなければならない与党が分裂したことで、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のレームダック(任期末権力衰退現象)が加速化するという憂慮が提起されている。

ウリ党の金ハンギル前院内代表と康奉均(カン・ボンギュン)前政策委議長など中道改革性向議員23人は6日に国会で記者会見を開き、「未来先進韓国の建設に考えを同じくするすべての中道改革勢力とともに、統合新党の結成に尽力する」という声明を発表し、離党を宣言した。

離党議員23人は10日から2日間のワークショップを開き、院内交渉団体を発足させるための方法など、今後の活動方向を話し合う予定だ。

この席には、先にウリ党を離党した千正培(チョン・ジョンベ)議員ら6人も参加するという。

2003年に「100年政党」を標榜して結成され、第17代総選で過半数の議席である152席を獲得して院内第1党になったウリ党は、同日の分党事態で第2党になっただけでなく、2月14日に予定された全党大会を前後してさらに離党が起こる場合、100議席ラインも崩壊する可能性がある。

韓国政治史で院内交渉団体(20席)基準で多党制構図が形成されたのは、1988年の第13代総選後の民主正義党、統一民主党、平和民主党、新民主共和党の4党体制以来、19年ぶりのことだ。

ウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長は同日の指導部会議で、「14日の全党大会を開催し、国民とともに大統合新党を推進する」と述べた。しかし、今回の分党事態でただちに改憲推進、民生立法などの国会党運営に支障が避けられないうえ、統合の名分まで傷つき、「国民大統合新党」の推進に支障を来たすことになった。

盧武鉉大統領は同日、ウリ党指導部と党改憲特委議員の招請昼食懇談会で、「党を割って成功した例がない」として離党を批判した。

盧大統領はさらに、「これまで党の論議に反対したのは、『地域党はいけない』と言った一つだけだ」としつつ、「大統領である私が支持を失って党を守ることができず、面目ない」と述べた。

ウリ党の分党事態について、ハンナラ党は「ひき逃げ政党、企てられた離党」と批判し、民主労働党は「権力だけを追う政治浪人」と非難した。また、民主党は「ウリ党の中道改革勢力たちは、民主党が主導する大統合に参加せよ」と主張した。



taylor55@donga.com mindy@donga.com