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盧大統領、「任期短縮」否定しつつも微妙な余韻

盧大統領、「任期短縮」否定しつつも微妙な余韻

Posted January. 12, 2007 06:35,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、同日の記者懇談会で「任期短縮をしない」と明言した。

大統領制に関した改憲がままならない場合、最後の圧力手段として任期短縮のカードを切るだろうとの推測が流れるなか、盧大統領の明確な考え方を問う質問に対し、このように答えた。これは政界で出回っている「任期途中で辞任→大統領選の早期実施」説を否定したものだ。

しかし、政界では盧大統領の否定にもかかわらず、任期途中で辞任する可能性が完全に消えたとは見ていない。

盧大統領も、この日微妙な発言をした。「ハンナラ党の一部でも改憲についてより深く考えてみれば、立場が変わってくることもあると思う。私が任期を短縮すると言ったら、賛成したいと思っていても、実際にはそう言わないだろう。私が改憲案が否決になった場合は任期途中で辞めると言い出せば、当然否決させて選挙を早くしたいと思うのではないか」。

現時点で任期途中で辞任する可能性を残しておくことが、ハンナラ党説得には役に立たないというニュアンスを含んでいる。しかし、盧大統領が発議した改憲案が国会で否決される事態が起きれば、大統領のレイムダック(権力基盤の弱体化)は加速化するだろう。その意味で、任期短縮のカードが消えたとは言えない、との見方が多い。

盧大統領が最悪の状況を脱するカードとして、いつでも任期短縮を持ち出す可能性があるということだ。盧大統領が普段「人事権と大統領職が唯一の権限」と述べたことは、吟味に値する。

盧大統領はまた「野党が改憲の前提条件として(ヨルリン・ウリ党)離党を求めてくれば、(離党を)考慮することもできる」と述べた。しかし、野党は一斉に「離党を要求するつもりはない」と口を揃えた。離党は野党の改憲賛成を引き出すカードにはならないという考えだ。



jyw11@donga.com