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盧大統領、「改憲案に信任をかけない」と言明

盧大統領、「改憲案に信任をかけない」と言明

Posted January. 12, 2007 06:35,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、大統領の任期を4年とし連続再選を認める内容の改憲を推進するための切り札として、政界の一部で、自分の任期短縮の可能性を取り上げていることに触れ「任期の短縮はない」と明言。さらに「改憲案に信任をかけない」と主張した。

盧大統領は同日、大統領府記者クラブの春秋館(チュンチュグァン)で開かれた記者懇談会で、改憲案が否決される場合の進退を問う質問に、「改憲案の否決を不信任として受け入れるべきだとは思わない」と述べた。

盧大統領は、「改憲案が否決されたからといって、大統領がひるむこともなく、憲法上の権限が消滅することもない。否決されても可決されても、法律上与えられた権限をしっかりと行使する」と述べた。

与党のヨルリン・ウリ党からの離党の問題については、「党籍問題は、野党が改憲の前提条件として要求するなら考慮する」と述べた。

盧大統領はこれに先立ち、同日午前、大統領府でウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長、金ハンギル院内代表などと会見した席で、「国民的合意を集めるのに必要なら、そして改憲に役立つなら、(離党を)検討することもできる」と述べた。

しかし、ハンナラ党をはじめとする野党は、改憲の前提条件として盧大統領の離党を要求しないと明らかにし、盧大統領が離党する可能性は高くなさそうだ。

また、野党4党が同日予定されていた大統領府での昼食会を拒否したことについて、盧大統領は「対話もしない、討論もしないというのは、民主主義をしないということであり、国民の前に投じられた重要な国家的議題について言葉も言わず、ふみつぶして過ぎ去ろうということだ」と批判した。

さらに「世論の支持を受けて国政を実質的に主導すると自負する公の党が、取るべき態度ではない」とも話した。

盧大統領は、与党指導部との昼食会でも「(野党4党の招請拒否は)独裁時代の発想であり、世論の支持が高いから受けた食膳と考え、受けた食膳がしらけるか心配で身を安ずる傲慢な姿勢だ」と述べ、「大統領を軽く考え、もはや招請のようなものに応じる必要もないという傲慢ではないのか」と加えた。

ハンナラ党、民主労働党、国民中心党などの野党は、盧大統領の記者懇談会にもかかわらず、盧大統領の任期中に改憲を推進することに同意できないという従来の態度を重ねて強調した。

ハンナラ党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)スポークスマンは、「反対世論に逆らい、改憲を推進することこそ反民主的かつ独裁的発想だ。大統領は政略ではなく、今が『改憲のチャンス』と言ってガキ大将のような論理を説くが、聞いている国民はもどかしくイライラする」と批判した。



jyw11@donga.com