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一部の進歩団体、北朝鮮の新年社説を「オウム返し」

一部の進歩団体、北朝鮮の新年社説を「オウム返し」

Posted January. 03, 2007 03:00,   

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「南北共同宣言実践連帯」と「祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)」の韓国本部など、北朝鮮寄りの性向を見せてきた一部の団体が「大統領選挙をにらみ、反保守勢力の大連合を構築する」、「ハンナラ党反対」など、北朝鮮の新年共同社説と同様の主張を盛り込んだ新年のメッセージを次々と発表している。

南北共同宣言実践連帯は2日、インターネットのホームページに発表した「新年のメッセージ」で、「大統領選挙での勝利は平和統一を意味し、敗北は戦争を意味する。自主と平和、民族を愛するすべての人は、大統領選挙での勝利のために総結集しよう」と呼びかけた。

汎青学連・韓国本部も「新年の決議文」で、「ハンナラ党が蘇生できなくするために、致命傷を負わせる必要がある。反保守勢力の大連合を構築し、ハンナラ党やニューライト(新右翼)など、統一を妨げる右翼の再執権への試みを粉砕するための闘争に総力を傾けるべきだ」とたきつけた。

6・15共同宣言実践青年学生連帯(青学連帯)は昨年12月31日、情勢分析を行い、「米国とハンナラ党などの保守勢力は、来年の大統領選挙を通じた再執権に全力を投じている。進歩勢力は、弾劾無効のために立ち上がったように、反保守闘争を展開すべきだ」と主張した。

特にこれら団体は、例年には新年のメッセージを出さなかったが、大統領選挙が行われる今年の新年のメッセージを通じて、一斉に大統領選挙への介入を公言している。これら団体は特に、北朝鮮が1日、韓国の大統領選挙と関連して「反米と反ハンナラ党」を呼びかけるような内容の共同社説を発表し、韓国国内から「不当な内政干渉」という批判の声が上がっている中で、北朝鮮の主張と同様の主張を展開し、論争を呼ぶものと予想される。

一方、今月9日には各種の進歩政党と市民団体の連合で作られる「韓国進歩連帯(仮称)準備委員会」が発足式を行う予定で、「南北共同宣言実践連帯」も同連帯に参加するとみられている。今年3月に正式発足する進歩連帯は、大統領選挙を控え進歩性向の団体を結集して、政治闘争に出る予定だ。



ditto@donga.com