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07年に復活を狙う「サッカーの天才」こと朴主永

07年に復活を狙う「サッカーの天才」こと朴主永

Posted December. 27, 2006 03:30,   

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気分の良い時も悪い時もいつも無愛想だった彼も、今年は非常に気を揉めていたようだ。「サッカー天才」と呼ばれる朴主永(パク・ジュヨン、21、FCソウル)選手。

昨年、彗星のように現われてユース代表チームと韓国国家代表はもちろん、Kリーグでも活躍して新人王に輝き、「朴主永シンドローム」まで巻き起こしたが、今年はこれといった活躍をお目見えできなかった。

今年度のKリーグ「ベスト11」投票では、ただの1票も得られなかった。国家代表として06ドイツW杯とドーハアジア大会でプレーしたが、その期待に答えられなかった。韓国はW杯でベスト16入りに失敗し、アジア大会では4位に止まった。

今季を終えた朴主永は25日、 洪明甫(ホン・ミョンボ)装学財団主催の慈善サッカー大会には参加したが、マスコミとのインタビューは遠慮した。知り合いたちは、「顔に表情の変化がなく、平気なように振舞っているが、失望感は強かったらしい」と話した。

兵役特例(W杯16強、アジア大会金メダル)に続き海外進出を狙っていたが、目標を一つも叶えられなくて、かなりがっかりしているということだ。

朴主永はアジア大会を終えて、大学(高麗大学体育科3年生)に戻ってレポートを提出するなど、忙しく過ごした。

リュ・テホ高麗(コリョ)大学体育科教授は、「朴主永は。むしろさらに成長した感じがした」と話した。1年生の時、指導教授だった同教授は、「アジア大会の直前に会った時より心情的に落ち着いている感じだ。厳しい過程を経験して、一段と大きくなったようだった」と話した。

同教授は、「朴主永はできないのは果敢に諦めて、未来を設計し直そうとする姿勢を持っているため、すぐ本来の姿を取り戻すだろう」と話した。

はたしてそうなのだろうか。朴主永は来月5日までは休暇を取って、慶尚北道大邱市(キョンサンブクド・テグシ)にある実家へ帰った。トルコ出身のFCソウルのシェノール・ギュネス新監督の下で、いのししの干支に再び跳躍するという覚悟でいる。

試合出場をめぐって前任の李章洙(イ・ジャンス)監督と微妙な葛藤もあったが、新監督を迎えて、全てのことを水に流してグラウンドで実力で評価してもらうと意気込んでいる。

朴主永は来年1月6日、チームの練習に合流して体力を付けた後、1月末にはギュネス監督に付いて、トルコ・アンタリアへ転地訓練に行く予定だ。

07年は、サッカーの天才が再び微笑むことができるだろうか。



yjongk@donga.com