北朝鮮と米国は21日午後、北京の釣魚台で3回目の2国間会合を開き、核の廃棄懸案について意見を交わした。
しかし北朝鮮は会合でも、「BDA(バンコ・デルタ・アジア)問題解決の優先」の立場を固守したため、成果がなかったという。
現地の外交筋は、「(会合の前と後で)大きな変化がなかったようだ」と述べた。
午後3時5分(現地時間)から2時間ほど行われた会合を終え、クリストファー・ヒル米国務次官補は、米朝会合に続き中国の武大偉外務副部長に会見した。
議長国の中国は、米朝会合の結果を聞き、近く今回の協議をどのように処理するかを明らかにするもようだ。
中国外交部は当初の発表どおり、22日に協議を終了する方針を明らかにしたという。消息筋は、「まだ、協議日程が明日まであるので、状況は見守るべきだ」と述べ、状況反転の可能性を排除しなかった。