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北朝鮮女子サッカー、アジア大会2連覇 

北朝鮮女子サッカー、アジア大会2連覇 

Posted December. 15, 2006 07:15,   

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北朝鮮のサッカーが全盛期を謳歌している。

1960、70年代に強くアピールしていたが、1980年代に入ってから国際舞台で徐々に姿を消していた北朝鮮のサッカーが蘇りつつあるのだ。

とりわけ、北朝鮮の女子サッカーの活躍ぶりが目立つ。北朝鮮の女子サッカーは14日に開かれた06年ドーハ・アジア大会の決勝で前半と後半、そして延長120分にわたる決闘で、得点なしに引き分けた後、PK戦で4−2で日本を破り金メダルを獲得した。02年釜山(プサン)アジア大会に続き大会2連覇。

北朝鮮の女子サッカーは01年と03年のアジア女選手権で連続し優勝した。何よりも9月の世界女子ユース(20歳以下)選手権を制覇したという点が最も注目すべき部分だ。国際サッカー連盟(FIFA)が主管する公式大会で優勝したのは男子・女子をあわせて北朝鮮がアジア初めてだ。

アジアサッカー連盟(AFC)は「2006AFCアワーズ」で、世界ユース選手権で優勝したチェ・グァンソク北朝鮮女子青少年代表チーム監督と青少年代表チーム、そしてサッカー協会を各部門(監督、チーム、サッカー協会)の「今年の賞」に選定した。

北朝鮮の男子サッカーも善戦した。男子サッカーは今回のドーハ・アジア大会に出場して、ベスト8入りを達成した。たとえ韓国との対決で0−3で敗れたものの「3−4−3のフォーメーション」を導入するなど先進サッカーの流れに相応する新しい姿を見せて、関心を集めた。

男子青少年サッカーも注目すべきだった。先月、アジア青少年(19歳以下)選手権の決勝で北朝鮮は日本を抜いて30年ぶりに頂上に進む感激を味わった。

北朝鮮のサッカーは伝統的に体力とスピード、チームワークだけを強調してきたが、90年代末から各種の国際指導者資格証明を取得するための講習を実施し、選手らをロシアなど海外に進出させるプロジェクトを進めるなど閉ざされていた扉を開けて、本格的に先進サッカーの流れを習いはじめた。

「閉鎖国家」の北朝鮮が党レベルから、国際舞台で関心を集められるサッカーに長い間支援を行った結果だという見方も出ている。政府の投資と北朝鮮選手特有の体力と精神力、そして先進技術など「三拍子」が一致して、北朝鮮のサッカーが国際舞台で新鮮な風を起こしている。



yjongk@donga.com