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米産牛肉から再び骨片発見、2回目の輸入分送り返し

米産牛肉から再び骨片発見、2回目の輸入分送り返し

Posted December. 02, 2006 07:29,   

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輸入が再開された後、2回目に到着した米国産牛肉からまた骨のかけらが見つかった。政府は今度も、全量送り返すか廃棄する予定だ。

農林水産部は先月23日、仁川(インチョン)国際空港に持ち込まれた米国産牛肉3.2㌧に対する検疫の過程で骨のかけらを見つけ、韓米牛肉輸入衛生条件にしたがって、検疫の不合格判定を下したと1日、明らかにした。

これによって、米国ネブラスカ州の処分場から送られた3.2㌧の牛肉は、全量搬送、または廃棄され、該当の処分場についての輸入承認は取り消される見通しだ。

姜文日(カン・ムンイル)国立獣医科学検疫院長は同日、緊急ブリーフィングを通じて、「23日、米国から輸入した牛肉をX線異物質検出器ですべて検査したところ、牛のロース肉2箱から、3個の骨かけらが出た」と説明した。

今回見つかった骨かけらのサイズはそれぞれ13X6X2ミリ、7X6X2ミリ、22X3X1ミリだ。

姜院長は、「この骨かけらは牛肉の加工の過程でついたものと推定され、狂牛病を誘発できる特定危険物質(SRM)ではないと思われる」と説明した。

これに先立って、検疫当局は10月末に輸入した米国産牛肉8.9㌧からも、つめほどの骨のかけらを見つけ、不合格の判定を下したことがある。

韓米両国が今年1月に合意した輸入衛生条件にしたがって、輸入牛肉から脊髄などのSRMが出れば米国産牛肉の輸入が全面中止され、危険物質でない一般の骨かけらなどの異物質が検出されても全量搬送、または廃棄処分される。さらに、米国の該当作業場に対しては輸入中止措置を取ることになる。

姜院長は、米国では韓国の検疫がややこしすぎるとの批判が出ているのについて、「台湾も今年4月、米国産牛肉から骨のかけらを見つけ、搬送措置を取った」とし、「韓国の検疫基準が特に厳しいわけではない」と反駁した。

一方、米国産牛肉の3回目の輸入分である10㌧が同日、仁川空港に到着し通関を待っている。今回到着した牛肉は米国で全てX線検査をしたという。



smhong@donga.com