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キャンパス風景を変えている外国人留学生たち

キャンパス風景を変えている外国人留学生たち

Posted November. 29, 2006 06:44,   

한국어

「かつては当然、韓国人学生たちは自分からアメリカンネームをつけましたが、最近の米国人留学生は『ダグラス』という米国名より『ミンス』という韓国名で呼ばれるのを喜びます。延世(ヨンセ)大学対高麗(コリョ)大学の試合の応援を一緒にしたり、『ぺぺロ・デー(11月11日=好きな異性の人にペペロというお菓子をプレゼントする日)』にはプレゼントを交わしたりしながら、韓国人学生たちと積極的に交際したがる留学生が多いですね」

延世大学に在学中のチェ・ウンソク氏(26、政治外交4年生)の話だ。

急増する外国人留学生たちは、韓国人学生と親しくなるため、韓国名をつけて、サークルに入ったりするいっぽう、韓国人大学生たちの風習をみならい、キャンパス風景を変えている。

学校ごとに、われ先に英語の講義を増やし、グローバル・ラウンジ(延世大学)、インターナショナル・ラウンジ(韓国外国語大学)、E−ラウンジ(中央大学)など、外国人留学生たちが、気楽に過ごせる英語専用空間を作って、外国人学生と韓国人学生の間の交流も活発になっている。

李セホ氏(24、高麗大学社会学科3年)は、「漢文学、韓国史の科目まで英語の講義が開設され、どこでも外国人学生に接することができるようになった」とし、「チームを組んで勉強するプロジェクトが多く、皆、外国人の友達を2人や3人は知っているので、英会話教室に通う必要性を感じなくなった」と話した。

中国人学生800人を誘致した清州(チョンジュ)大学では、最近、在学生たちの間で、中国旅行や研修に行く人々が増えている。

しかし、いまだ大多数の外国人学生たちは、同国人同士が集団をなして行動するケースが多く、積極的で活発な交流には限界があるとの指摘もある。

金ジホン(25、高麗大学電気電子電波工学部3年)氏は、「専攻講義の4つのうち2つが英語での講義であり、講義ごとに外国人学生も5、6人はいるが、授業も大変だし、外国人学生同士が集団で行動する傾向があるので、親しくなりづらい」と述べた。

一方、外国人留学生たちは、やみくもに外国人を誘致しようとする大学の努力を批判したりする。実力で合格させるというよりも、外国人学生ならば誰でも受け入れてくれるので、授業がまともに行われないともあるという。

延世大学大学院に通っているある日本人学生は、「入学試験は面接だけといっても過言ではない。友人のうち、大学院に受験して落ちたという話は一度も聞いてない」とし、「外国人学生を増やすのもいいが、いかに優秀な学生を誘致するかがより重要だ」と語った。



imsun@donga.com