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ブッシュ大統領「北朝鮮、核廃棄すれば誘引策提供の用意」

ブッシュ大統領「北朝鮮、核廃棄すれば誘引策提供の用意」

Posted November. 20, 2006 07:21,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領は18日、北朝鮮の核保有国地位を認めないことを確認し、北朝鮮が核兵器を廃棄する場合は経済支援と安全保証など「相応の措置」を取ることで一致した。

第18回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合のためベトナムを訪問している両首脳はハノイで会談し、このように合意した。

さらに両首脳は、安部晋蔵日本首相を入れた3国首脳会談を開き、対北朝鮮圧力と北朝鮮が核廃棄をする場合に取る対応措置をうまく案配しなければならないということで意見が一致した。宋旻淳(ソン・ミンスン)大統領統一外交政策室長が伝えた。

ブッシュ大統領は、韓米首脳会談後に行った盧大統領との共同ブリーフィングで「北朝鮮の指導者たちは、核兵器と核への野望をあきらめれば、北朝鮮の安全保障と経済的なインセンティブ提供について協議を始められることを分かってほしい」と明らかにした。

韓米両国は北朝鮮が9・19共同声明で約束した核拡散禁止條約(NPT)への復帰と国際原子力機関(IAEA)査察の受け入れ、寧辺の5メガ㍗級実験炉など核関連施設の中で一部の凍結もしくは廃棄などを履行すれば、△重油提供△200万kWの対北直接送電などのエネルギー支援△米朝関係の正常化など、相応する措置を取るものとみられる。

しかし、米国と日本は、北朝鮮が核実験を実施しただけに、以前よりは制裁の強度を高めなければならないという方針であるのに対して、韓国政府は6者協議の妥結のための誘引策提示に力点を置いており、6者協議の再開を控えて関係国間の終盤の調整では曲折が予想される。

APECは19日、2日間の首脳会合を終えながら、北朝鮮核実験に対する憂慮と6者協議の再開を促す内容の「北朝鮮核実験に対する口頭の議長声明」を採択した。



jyw11@donga.com