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中国、北朝鮮への送油量削減か

Posted October. 24, 2006 07:02,   

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21日午前、車に乗って樓房鎮の舗装道路から逸れて村道に入り、約500メートル進むと、小さなふもとに白色の円筒型の石油タンクがいくつか集まっているのが目に入った。50人あまりの職員に警備兵力が約30人、と聞いていたが、正門や会社の周辺で武装した警備員を見つけることはできなかった。

しかし、国の重要施設であるここの警備は「密かに」行われていると、現地のある消息筋は話す。部外者が村の周辺を歩いていたり、車から降りて写真を撮ったりすれば「検索」や制限にあうという。

また、この消息筋は、会社の周辺はもちろん、村を出入りするすべての車両のバックナンバーを撮影するなどして、記録に残していると言った。丹東市の営業用タクシーができる限り星光村までは入ろうとしない理由だ。

最近、日本のメディアが香港のある人権団体の話を引用して中国が北朝鮮の核実験に対応する制裁措置として、この会社の北朝鮮への石油供給量を削減したと報じた。

これについて丹東市のエネルギー業界の関係者の一人は、「北朝鮮への送油中止は、両国が敵対関係になったことを意味する非常に重い事態だ。核実験以来、石油供給量を削減したといううわさは事実ではない」と話した。さらに、この関係者は「鴨緑江(アムノクカン)の水豊(北朝鮮が管理)、雲峰(中国が管理)など4つの水力発電所で生産される電気も両国が同じ割合で等分している上、経済制裁が強化されても鴨緑江の電気は対象外だ」と述べた。

また、丹東市のもう一人の消息筋は、「北朝鮮への石油供給には、金銭を受け取って販売する『貿易送油量』と割引販売や無償提供などの形で供給する『援助送油量』があるが、供給量が減ったとすれば貿易状況から察して『貿易送油量』が減少しただろう」としながらも「北朝鮮の核実験後に貿易送油量や援助送油量が削減されたという話は聞いたことがない」と述べた。

中国石油天然気集団公司(CNPC)の子会社である中朝友誼輸油気公司が管理している石油は、黒龍江省の大慶油田や遼寧省の遼河油田など、北東地域の油田から生産される。瀋陽市の外郭で合流する油送管で送られる石油は、星光村の石油タンクを通して一部は中国国内に供給され、一部は鴨緑江の川底に設置された11キロメートルの油送管で北朝鮮に供給される。



bonhong@donga.com