Go to contents

「核実験には厳重に対応」 小池百合子補佐官が単独インタビュー

「核実験には厳重に対応」 小池百合子補佐官が単独インタビュー

Posted October. 09, 2006 07:08,   

한국어

「日本は、北朝鮮が核実験を強行した場合、(国連安全保障理事会の議長国として)厳重な対応をせざるを得ない」

日本の小池百合子首相補佐官(国家安全保障問題担当)は6日、首相官邸で東亜(トンア)日報の単独インタビューに応じ、このように強調した。小池補佐官は3日、米ワシントンを訪れ、ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談し、帰国したところだった。小池補佐官に、北朝鮮核問題や日本のアジア外交などについて、どのような意見を交わしたのか聞いた。

——訪米中に、北朝鮮が核実験計画を発表したが…。

「ワシントン空港に降りた時、その知らせを聞いた。新たに発足した安倍晋三政権の基本外交政策を説明することが今回の訪米の目的だったが、北朝鮮が声明を発表したため、具体的な論議をすることになった。北朝鮮の声明に両国は憤り、核実験は決して受け入れることができないということで意見が一致した」

——北朝鮮が核実験計画を発表した狙いは何だと考えるか。

「北朝鮮は7月にミサイルを発射した。今回の発表は、米国の関心をさらに引くためのものとみられる」

——北朝鮮が近く核実験をする可能性があると思うか。

「さまざまな可能性がある。危機管理の観点で、すべての事態に備えなければならない」

——北朝鮮が核実験を強行すれば、どのように対応するのか。

「核実験は決して受け入れられないという日本政府の態度が、強硬になるだろう。日本は、核問題に特に敏感だ。日本はちょうど10月に安保理議長国を務めている。国際社会と連携し、議長国の役目をしっかりと果たす。厳重な対応をせざるを得ないと考える」

——韓日、日中首脳会談と関連し、米国とどのような話を交わしたのか。

「安倍政権は、日米同盟を軸にしたアジア外交を重視しており、今回の韓日、日中首脳会談は、その具体的な事例の一つだと説明した。ハドリー補佐官も歓迎した」

——韓日首脳会談で何を最も重点的に論議する計画か。

「韓国と中国は重要な隣国だ。ひとまず、日本に新しい政権が発足したので、首脳が互いに会うことだけでも大きな意義がある。新しい政権としては、未来志向的な対話の初の場を開くことができ、非常に嬉しく思う」

——盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を招待する計画はあるのか。

「今回の会談を機に、相互訪問などを含む多様な対話の場が開かれるものと考える」

——今回の会談が成功的に終わっても、韓日間には靖国神社参拝、独島(トクド、日本名=竹島)の領有権、歴史教科書問題など、多くの火種が残っている。一部では、今回の会談は選挙用のショーだという見方もあるが…。

「選挙とは何の関係もない。今回の首脳会談は、未来志向的な対話になるものと期待している。これを選挙用だと歪曲したり意味を縮小したりすることは、両国関係に不幸なことだ」

——韓国では、安倍政権が推進する集団的自衛権行使の容認などの動きをめぐり、軍事大国化を憂慮する世論が多い。

「日本人が最も驚くのは、韓国人から軍国主義を心配する話を聞いた時だ。軍国主義の復活はありえないことだ。日本は戦後、国際平和のために多くの貢献をしてきた。地域安全のためにいつも一歩退いて寄与してきた」

——韓国について、どのような印象を持っているのか。

「韓国へ行く度に、近い国という印象を受け、親しみを感じた。韓国と関連して、幼い頃に読んだ『ユンボクイの日記』という本は、約40年が経った今もタイトルと内容を覚えているほど深く感動した」

——日本版NSCの設立日程はどうなっているのか。日本版中央情報局(CIA)もつくる計画か。

「議院内閣制の英国にも、米国のNSCに似た機構がある。外交安保の司令塔として、首相官邸の機能を強化し、情報収集および分析能力を向上するために、各国の事例を参考にする計画だ。韓国の国家情報院からも学ぶ点があるかも知れない」



iam@donga.com