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米第8軍司令部、08年までに解体

Posted September. 30, 2006 04:19,   

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米国防総省が、遅くとも2008年末までに在韓米第8軍司令部を解体し、ハワイにある米太平洋陸軍司令部に統合させる方針であることが確認された。

米国防総省の海外駐留米軍再配置検討(GPR)と、陸軍再編における第8軍司令部の具体的な解体時期が明らかになったのは、これが初めてだ。

29日、在韓米軍筋によると、米国防総省は、米軍1万2500人の削減と龍山(ヨンサン)米軍基地移転を含む在韓米軍再編がほぼ終了する08年末までに、米第8軍司令部を解体する案を推進中だという。

このような方針は、昨年、米第2師団を起動性と火力が増強した未来型師団(UEx)に再編することで、在韓米軍の複雑な指揮構造を単純化させ、韓米軍事作戦の効率性を高めるための措置とみられる。

このため、これまで米第8軍司令部の作戦統制を担当してきた米第2師団は、08年以降には、現在の在韓米軍司令部(USFK)に代わって新設される「在韓米合同軍司令部(USJFT—K)」の作戦統制を受け持つものとみられる。

米軍筋は、「昨年、アパッチ攻撃ヘリを保有した航空旅団を含めた米第8軍司令部隷下の多くの部隊が、米第2師団に統廃合され解体された」とし、「このため米第8軍司令部が司令部としての指揮機能を事実上喪失し、維持する必要がなくなった」と述べた。

いっぽう、パウエル・ベル在韓米軍司令官は同日、ソウル龍山米軍基地で記者懇談会を開き、「韓国戦争当時、米第8軍司令部は戦争遂行本部の役割を果たしたが、今は、有事の際に米軍を含め韓半島で展開される増援戦力の支援に役割が変わった」と言及し、米第8軍司令部の解体の可能性を示唆した。

ベル司令官は、「最近5年間、米軍は産業化時代から情報化時代にふさわしい構造に変化している。過去の軍構造は戦闘をより複雑にさせる」としつつ、「重要なことは、米第8軍司令部(が解体するかどうか)ではなく、有事の際にどのような戦力が増員されるのかという点だ」と述べた。



ysh1005@donga.com