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NATO関係者、「韓米連合司の解体時は作戦効率低下」

NATO関係者、「韓米連合司の解体時は作戦効率低下」

Posted September. 28, 2006 03:26,   

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北大西洋条約機構(NATO)核心関係者は、「韓国が戦時作戦統制権の返還を受け、韓米連合司令部が解体すれば、戦争勃発時、(韓米が)別々に対応することになり、効率性が落ちる」と述べたと、朴槿恵(パク・グンヘ)前ハンナラ党代表が26日(現地時間)、明らかにした。

ベルギー訪問を終え、同日、ドイツ・ベルリンに到着した朴前代表は、「NATO本部を訪問した席で、NATOのパトリック・シー政策室長とレジェンド・セオリー事務総長補佐官が、戦時作戦権返還の論議をよく知っているとして、このように話した」と伝えた。

朴前代表は、「NATO側は(平時に作戦を)別にし(戦時に)突然協力することは容易ではないと述べ、代表的な事例として、第2次世界大戦当時、連合軍がルクセンブルクで軍事作戦を展開した際、米軍と意思疎通がうまくいかず、多くの犠牲が生じたことを取り上げた」と述べた。

そして、「NATOは(戦時作戦権を通じた)共同防衛体制を主権侵害と考えておらず、韓米連合司体制が大変効率的なモデルだと述べた」とし、「戦時作戦権(返還)の話は、米軍の再配置がすべて終わり、北朝鮮核問題が解決した後でも遅くない」と強調した。

朴前代表は、「アフガニスタンのタリバーンのように、ある地域の問題が周辺国に波及するなど、安保問題も世界化している。このような時ほど、同盟との信頼とネットワークが重要だ」と述べた。

そして、「ソ連という大きな龍が消えたが、多くの蛇がうごめき、よく見えず、安全ではない。そのため、軍事作戦の概念も、迅速に移動して阻止する方向に変わった」としつつ、「時代によって軍事戦略が変わっても、同盟間の協力は堅固でなければならない」と述べた。

6月の党代表辞任後、初めて海外訪問に出かけた朴前代表は、25日と26日、ベルギーのブリュッセルで韓国戦争参戦記念塔に献花し、欧州連合(EU)や欧州議会の関係者に会って、韓国と欧州の通商協力の拡大案や北朝鮮核および人権問題を話し合った。

朴前代表は28日、ドイツの初の女性首相であるメルケル首相やロタール・デメジエール元東ドイツ首相に会う予定だ。



taylor55@donga.com