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中国、韓国人投資の白頭山宿泊施設「年内撤去」を通告

中国、韓国人投資の白頭山宿泊施設「年内撤去」を通告

Posted September. 28, 2006 03:26,   

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白頭山(ペクトゥサン、中国名=長白山)を開発中の中国吉林省傘下の長白山保護開発区管理委員会が、韓国人が投資して建てた白頭山登山路入口の宿泊施設を年内にすべて撤去すると一方的に通告し、投資家たちが反発している。

長白山管理委は21日、白頭山北側の登山路入口にある観光ホテルなど5つの宿泊施設の運営業者に「撤去移転公告」という書類を送り、「年末までに撤去作業を完了する方針」と通知した。

管理委は通知文で、「白頭山を世界自然遺産に登録するために、上部で不動産撤去を許可した」とし、「撤去に先立ち、不動産価格を評価するために、不動産評価会社2社のうち1社を25日までに選択せよ」と通告した。

管理委は、「撤去対象の建物主が不動産評価機関を選択しない場合、管理委が一方的に選定して撤去を進める方針だ」としている。

撤去対象は、主に白頭山北側の登山路のチケット売り場内にある宿泊施設やレストランなどで、このうち韓国人が運営中のホテルは、吉林天上温泉観光ホテル(代表=李デボン)と長白山温泉観光ホテル(代表=朴ソンウン)、長白山国際観光ホテル(代表=朴チョンイン)、大宇(テウ)ホテルの5ヵ所だ。長白山国際観光ホテルを経営する朴チョンイン社長は、朝鮮籍の在日朝鮮人だ。

これらは大半が、90年代半ばから00年代初期に、300万〜699万ドル(約28億〜66億ウォン)の巨額を投資してホテルを建設し、現在も運営中だ。

吉林省政府は、中国の辺境で奥地とされていた白頭山の開発のために、これまで韓国人投資家たちに15〜45年のホテル運営期間を保障してきた。このためホテルは、短くて2013年、長くて2038年まで運営が保障されている。

韓国人投資家たちは、「省政府が、合法的に許可した宿泊施設を管理委が合理的根拠も提示せず、一方的に撤去することは、とうてい受け入れることができない」と反発している。彼らは、不動産評価機関を選択せよという管理委の通告期限(25日)が過ぎても、管理委の要求に応じていない。

中国は、08年2月までに白頭山を世界自然遺産として国連教育科学文化機関(UNESCO)に登録することを目標に、来年2月1日までに登録を申請し、総200億元(約2兆4000億ウォン)を投入するなど、白頭山整備に力を注いでいる。



orionha@donga.com