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李最高裁長官、「適切な発言ではなかった」と釈明

李最高裁長官、「適切な発言ではなかった」と釈明

Posted September. 27, 2006 07:09,   

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李容勲(イ・ヨンフン)最高裁判所長官は、法曹界に対立をもたらした自らの最近の発言について、26日、公の場で釈明し、検察・弁護士団体への遺憾の意を間接的に示した。

同日午後、全国地裁訪問の最後の日程として、ソウル高裁とソウル中央地裁を訪れた李最高裁長官は、判事及び職員を対象に訓示する中で、「この場を借りて皆さんとともに、私の発言で傷ついた人々の傷を癒せるような話をすべきではないかと思っていた」と切り出した。

そのうえで「裁判の進むべき方向、口頭主義や公判中心主義についての所見を強く語る中で、検察と弁護士について直接的な表現を用いため、マスコミから叩かれた」とし、「検察や弁護士が傷ついたというが、そのような意図はなかった」と釈明した。

李最高裁長官は「弁護士が出す書類は、人をだますための言葉のあやである場合がほとんどだ」と述べた19日の大田(テジョン)での発言について、「私の発言そのままの表現ではないが、適切でなかったとは思っている」とし、「弁護士は、たいてい、自分の依頼人に有利な話ばかりして、不利は話はしない、という旨の発言だった」と述べた。

また「捜査記録を投げ捨てろ」と述べた発言については、「民事裁判で捜査記録に基づいて結論を出してはならない、という話だった」と釈明しながらも、裁判所、検察、弁護士がある程度分離されるのは避けられないということや、普段からの持論である刑事訴訟の公判中心主義と民事訴訟の口頭主義については自分の考えを鮮明にした。

李最高裁長官は、「今回の騒ぎで最高裁長官である私本人としては、わだかまりができるほど傷ついた」としながらも「裁判所のためには『私が大きなことをした』と思っている」と述べた。

大韓弁護士協会は、李最高裁長官の発言を受け、同日午後6時から臨時理事会を招集し、所属弁護士らが要求している李最高裁長官への法的対応などについて議論した。一方、大検察庁からは何の公式反応もなかった。



jefflee@donga.com verso@donga.com