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「韓米連合司の解体は、水から水素と酸素を分離する行為」

「韓米連合司の解体は、水から水素と酸素を分離する行為」

Posted September. 23, 2006 03:55,   

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戦時作戦統制権の返還交渉の問題点を米ワシントンの政界関係者たちに説明するため、20日と21日(現地時間)ワシントンを訪問した野党ハンナラ党の議員団6人は、「交渉を戻すにはもう遅い」と言われたと述べた。一部の米関係者は、「汽車はもう出発した」という表現も使ったという。

▲「韓米連合司令部(連合司)は酸素と水素のような結合」〓李相得(イ・サンドク)国会副議長、鄭亨根(チョン・ヒョングン)、田麗玉(チョン・ヨオク)、朴振(パク・ジン)、黄震夏(ファン・ジンハ)、鄭文憲(チョン・ムンホン)議員で構成された訪問団によると、ジョン・ティレリー元在韓米軍司令官は、韓米連合司を酸素(O)と水素(H)でできた水(H₂O)に例えた。ティレリー元司令官は、「酸素と水素が分離した状態から水になるように合わせるには、多くの時間が必要だ」と述べた。韓米両軍が分離すれば、成功的な作戦を遂行することは難しいという意味だった。

ティレリー元司令官は、「米国が(韓半島から)出ることについて、韓国政府は喜んでいるようだ。米国は客(We are guests)になった気分だ」と述べたと、訪問団は伝えた。

そして、「作戦権移管後の在韓米軍は、韓国だけに縛られず自由になる。(地上軍)兵力削減が自然に行われるだろう」と見通した。

ティレリー元司令官とロバート・リスカシー元在韓米軍司令官は、「作戦権の移管は、韓米首脳が決定したことで、後戻りできない」と診断した。しかしティレリー元司令官は、「韓国政府の意志によっては、交渉がまったく不可能なわけではない」とも述べた。

国務省のキャサリン・スティーブンス首席次官補は14日、韓米首脳会談でブッシュ大統領が話した「作戦権問題が政治問題になってはならない」という言葉の意味を説明した。

スティーブンス次官補は、「この言葉は(韓国に対するものではなく)単に両首脳が直接扱う議題ではなく、軍事専門家に任せるのが望ましいという意味だった」と述べた。下院東アジア太平洋小委員会のジム・リーチ委員長も、「戦時作戦権問題は、徹底して軍事レベル(military level)で論議されなければならない」と述べた。

▲「盧武鉉政府は北朝鮮と米国の仲介者?」〓国務省で北朝鮮への強硬策を主導するロバート・ジョセフ(軍備管理・国際安保担当)次官は、「北朝鮮の6者協議復帰にかかわらず、北朝鮮の不法行為による経済制裁は続く」と述べた。ブッシュ政府の確固とした方針を再確認したものだ。

北朝鮮人権法を発議して可決させたサム・ブラウンバック上院議員は、「同盟の変質」を心配したと、訪問団は伝えた。ブラウンバック議員は、「米国は韓国を同盟と考えたが、韓国政府は、北朝鮮と米国の仲介者(intermediary)の役割をしているようだ」と述べた。

6者協議米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)の特別補佐官に内定された韓国系バルビナ・ファン・ヘリテージ財団研究員は、「参加型政府が、韓米関係を悪化させる意図がないとは見えない」と述べ、迂回的に盧武鉉政府を批判した。



srkim@donga.com