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検察総長「最高裁長官の検察無視に遺憾」

検察総長「最高裁長官の検察無視に遺憾」

Posted September. 22, 2006 06:00,   

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李容勲(イ・ヨンフン)最高裁判所長官が最近、全国の地方裁判所を訪れたさい、検察と弁護士団体を卑下するような発言をしたことを受け、21日、鄭相明(チョン・サンミョン)検察総長が遺憾を表明し、大韓弁護士協会(弁協)は、李最高裁長官の辞任を要求した。

鄭総長は同日午後、「最高裁長官の発言に対する検察の立場」という文章を通じて、「憲法と法律によって国民の人権を保障し、法秩序の確立の責任を負う国家機関である検察に対し、その機能と役割を尊重しない意味として国民に受け取られる恐れがあり、遺憾に思う」と述べた。

検察総長が、最高裁長官の発言に対して公に遺憾を表明したのは、初めてのことだ。

また鄭総長は、全国のすべての検事と職員に電子メールで指揮書信を送り、李最高裁長官が△検事が調査した捜査記録を投げ捨てろと言った発言、△検事室の調査を密室だと表現した発言、△検事は捜査記録の提出の他に何の役割もせず、法廷で有罪を立証しようとしないと言った発言を批判した。

鄭総長は、「捜査記録を投げ捨てろ」という発言に対し、「憲法と法律に規定されたとおり、国民のための捜査活動を担当する検事が法に則って作成し、法律で証拠能力が与えられた調書を無視して捨てろと言ったことは、誤って受け取られる恐れがある発言であり、遺憾だ」と明らかにした。

今回の波紋と関連し、大韓弁護士協会は同日午後、千璣興(チョン・ギフン)会長名義の声明書を出し、「李最高裁長官はただちに辞任せよ」と求めた。

大韓弁協は声明を通じて、「最高裁長官が検察の捜査記録を投げ捨てなければならないと述べ、弁護士が作った書類は人を欺こうとする言葉遊びが大半だと発言したことは、法曹全体の秩序を破壊することだ」とし、「司法部の首長として、司法部を責任を持って率いる資格と能力に疑問を抱かざるをえない」と述べた。

しかし、法院行政処は「弁協の声明について」というタイトルの立場表明で、「李最高裁長官は、法廷陳述を通じて、事件の実体を把握するのが何よりも重要だということを強調した」とし、「最高裁長官の発言の真意と趣旨を数回にわたって説明したが、弁協が声明を出したことに対して遺憾に思う」と反ばくした。



jefflee@donga.com needjung@donga.com