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「韓国のMBA」に向けた大学競争が激しい

「韓国のMBA」に向けた大学競争が激しい

Posted August. 30, 2006 03:01,   

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23日午後、高麗(コリョ)大学グローバルMBA(経営学修士)の第1期新入生オリエンテーションが開かれた江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)にあるオークバレーリゾート内のグランドボールルーム。目隠しをした10人の韓国人と外国人の学生が、コップにぶら下げられた紐を一つずつ取って水をこぼさないでコップを目標地点まで移すチームワーク・トレーニングに夢中になっていた。最初は気まずかった他の学生たちは、彼らのそばで「Turn left(左へ)」「Go straight(まっすぐ行け)」などと叫んで、移動方向を説明した。フランスのソルボンヌ大学を卒業したアレクサンドラ氏(26・女性)はトレーニング後「外国の大学では接しにくい韓国的プログラムで、組職内のリーダーシップとコミュニケーションの大切さを実感した」と話した。最近、多様な国内外の事例研究と海外の最新経営理論を組み合わせた「韓国のMBA」課程を育成するための各大学の競争が激しい。

●「韓国的経営学を学ぼう」

教育人的資源部が認可したソウル大、高麗大、延世(ヨンセ)大、梨花(イファ)女子大、漢陽(ハンヤン)大、西江(ソガン)大など六つの大学経営専門大学院は、最近第1期の新入生を募集した。

これらの大学は「韓国MBA」のメリットとして海外大学のMBAより授業料が低廉で、学生たちの国籍が多様で、米国など海外MBA課程で実施する授業まで聞くことができるという点を挙げる。それに国内大学特有の力強い「人的ネットワークの構築」も学生たちの感心を引く要因の一つだ。

新入生64人のうち、22人が外国人である高麗大のグローバルMBAに入学したフランス人ギスレン・ブルェン氏は、「最近まで在韓フランス大使館で2年間働いた経験を土台に『韓国的経営学』を学びに来た」と話した。

ギスレン氏を含む22人の高麗大グローバルMBAの新入生たちは22日から3泊4日間行われたオリエンテーション期間に、特有の入学セレモニーである「濁酒をどんぶりで飲む儀式」もこなした。

●授業はほとんど英語で

学生たちがほとんど会社員であるため、これらMBA課程の多くは授業期間を減らすために「短期速成」のインテンシブ授業で進められる。

21日から授業に入ったソウル大グローバルMBAは1年間の授業全体が英語で進められる。外国人学生は全体の16%である8人で、米国のデューク大と複数学位制を運営するのが特徴だ。

高麗大のグローバルMBAもすべての授業が英語で進行され、世界経営大学協会(AACSB)の学位課程の認証を受け、米ハーバード大など海外有数の大学でも取得単位が認められる。

延世大は最近、1年6ヶ月間の課程で、△一般課程=61人、△産学協同課程=7人、△グローバル課程=30人など98人のMBA新入生を選抜した。グローバル課程はやはり外国国籍者が30%に達し、授業は英語で進行される。

「韓国MBA」マーケットが、今まで2年間のMBAコースを運営してきた韓国科学技術院(KAIST)「テクノ経営大学院」(54単位)、成均館(ソンギュングァン)大学「SKK GSB」課程(54単位)なども新しく構成し、学生募集に出る態勢だ。

MBAコンサルティング会社であるJCMBAの金ヒョンギ常務は、「国内の現実に合い、臨場感のある事例研究ができるかが、『韓国MBA』軟着陸のカギになるだろう」と見通した。



ddr@donga.com witness@donga.com