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国情院、「核実験、金総書記が決断すればいつでも可能」

国情院、「核実験、金総書記が決断すればいつでも可能」

Posted August. 29, 2006 03:03,   

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国家情報院(国情院)は28日、「北朝鮮が核実験を準備しているという直接的な情報はないが、十分な力量を持っているため、金正日(キム・ジョンイル)総書記の決断さえあれば、いつでも実施される可能性がある」と国会情報委員会に報告した。

また国情院が、「北朝鮮が製造した大規模な偽ドル紙幣が、米国国内に搬入された証拠を確保し、米国が流通に関与した中国系容疑者を起訴した」と明らかにしたと、辛基南(シン・ギナム)情報委員長が伝えた。

▲「テポドン関連装備を撤収」〓金昇圭(キム・スンギュ)国情院長は、「最近、咸境北道吉州郡(ハムギョンプクト・キルチュグン)プンゲ里の地下坑道から、ケーブルと推定される物体が発見されたが、核実験の準備と直接関係があると断定することは難しく、用途を把握中だ」と述べた。

米ABC放送は18日、「プンゲ里で、地下核実験場と外部観測装備を連結するために使われるケーブルが荷役される場面が目撃された」とし、北朝鮮の核実験準備説を報じた。金院長は、最近、黄海北道谷山郡(ファンヘプクト・コクサングン)で感知された人工地震波と関連し、「平壌(ピョンヤン)から近い場所なので、核実験は難しく、地震波進度も2.2程度だった」とし、「工事の建築材を得るための発破作業と確認された」と報告した。

さらに「7月中旬に咸境北道花代台郡(ファデグン)のテポドン実験場から、テポドン2の関連装備がすべて撤収されたことを考慮すると、ミサイル活動は終わり、短期間内の追加発射は難しいだろう」と述べた。

▲「700万ドルの偽ドルを米国に搬入」〓米国は99年11月から昨年8月までのアジア系犯罪団体の偽ドル製造、麻薬、偽タバコなどを集中捜査し、北朝鮮が偽ドルを製造し流通させたという証拠を確保したと、国情院は報告した。

偽ドルの流通者は、需要者に装った米政府の秘密要員と接触し、700万ドル以上の北朝鮮製造の偽ドルをおもちゃ箱や織物の反物などに隠して、コンテナで米国に搬入した容疑で、米国の法廷に起訴されたという。

特に、中国系米国人のC容疑者が、裁判の過程で、北朝鮮で製造された100ドルのスーパーノート(超精密偽造紙幣)の密搬入を確認したと、国情院は報告した。

▲「金総書記の健康に大きな異常はない」〓国情院は、金正日総書記の「健康異常説」と関連して、「健康上の治療は受けているが、ただちに大きな問題があるほど深刻ではない」と報告した。金総書記の訪中説と関連した特別な兆候もないと述べた。

国情院は、金総書記がミサイル発射後約40日間姿を見せなかったことについて、「98年のミサイル発射の時もそうだったように、最大90日まで姿を現さなかった前例がある」とし、大きな意味づけをしなかった。



taylor55@donga.com