シリアが、自国とレバノンの国境に、国連平和維持軍が配置されることに反対の意思を表明した。
シリアのアサド大統領は23日、ドバイテレビとのインタビューで、「平和維持軍の配置はシリアに対する敵対的行為だ」と警告した。
アサド大統領は、「いかなる国も、自国の国境を守るために、他国の軍隊を受け入れない」とし、「これは、レバノンの主権侵害でもある」と主張した。
フィンランドを訪問中のシリアのムアレム外相は、「国連平和維持軍が国境に追加配置された場合、シリア国境を封鎖する」と述べた。
イスラエル、シリアの両国と国境が接しているレバノンは、シリアが国境を封鎖すれば、すべての陸路進入が遮断される。イスラエル国境は、7月に交戦が始まって以来、封鎖された状態だ。
いっぽうイスラエルのリブニ外相は、「現在のレバノンの状況はいつ爆発するかわからない状態だ」と述べ、国際社会の迅速な平和維持軍配置を求めた。
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