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「テポドン2号は完全に失敗」 日本各紙報道

「テポドン2号は完全に失敗」 日本各紙報道

Posted July. 31, 2006 03:04,   

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米国と日本政府は、北朝鮮が5日に発射した「テポドン2号」(射程6000キロ)が発射直後に墜落したものと分析していると、30日、日本の新聞各紙が一斉に報じた。

毎日新聞によると、日本防衛庁は8月初めに発表する調査報告書で、「テポドン2号の落下地点は、沿岸から数十キロ離れた北朝鮮近海」として、「発射は完全な失敗だった」と結論づけた。

東京新聞は、テポドン2号が発射台から1.5キロ以内の地点の北朝鮮領空で爆発し、すぐに落下したという分析を、米国側が日本に伝えたと報じた。

読売新聞は、テポドン2号が一部は地上に落下して一部は海上に落ちたと報じ、発射の失敗は新型ブースターの推力調整の失敗のためとみられると伝えた。

日本政府は当初、発射基地から約640キロ離れた東海(トンヘ=日本海)海域をテポドン2号の着弾地点として示していたが、新しい調査報告書でこれを大幅に修正する方針だ。

テポドン2号は5日、北朝鮮北東部の舞水端里(ムスダンリ)で発射された後、ブースターが約40秒間燃焼したことを米軍の早期警戒衛星が確認した。

米国と日本政府は当初、発射直後の燃焼を確認したことと、ミサイルが最初に向かった方角などから、ミサイルが発射基地から640キロ飛行し、新潟県の北北西約500キロの東海上に着弾したと推定していた。

しかしその後、米軍の偵察衛星や日本の情報衛星は、発射基地周辺にテポドン2号の残がいの一部の映像をとらえた。さらに、日米のイージス艦のレーダーが、航跡をとらえられないほど飛行高度が低く、飛行距離も短かったことが判明した。

テポドン2号は、4基のノドン(射程1300キロ)を束ねた1段目のブースターに、別のノドン1基が載った形と見られていると、読売新聞は伝えた。ブースターのそれぞれのノドンの推力を調整し、計算通りの航跡で飛ばすには、高度な技術力が必要だ。

同紙は、日本政府内で「テポドン2号の失敗は北朝鮮の技術が未熟であることを示しており、再発射があるとしても時間がかかるのではないか」とする見方が出ていると伝えた。

一方、日本は、北朝鮮のミサイル追加発射の可能性に備え、イージス艦を動員して実施していた24時間ミサイル発射動向監視体制を解除した。



sya@donga.com