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「画家の家は作品を語ってくれます」

Posted July. 25, 2006 03:53,   

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「画家の生家を訪問するのは、付き合っている男性の親に会う気分と似ています。創造の根源を考えながら、作家に対する理解の幅を深める機会とでもいいましょうか」

著書『絵を読む女』として大衆に知られている画家ハン・ジェンマ(36)氏が、全国を回りながら近現代の画家20人の生涯と作品世界を地域別に紹介した本『画家の家を訪れて』と『その山を越えたい』を同時に出版した。

ハン氏は、「韓半島の美術倉庫あらし」という副題が付けられた二冊の本で、忠清道(チュンチョンド)の金基昶(キム・ギチャン)、李應魯(イ・ウンノ)、張旭鎭(チャン・ウクチン)画伯ら、地域別に画家の生家を訪れ、遺族と美術館を取材して文献の中に剥製された画家の生を現場に呼び出した。画家の作品ではなく、どうして生家を見るか。ハン氏は雲甫(ウンボ)金基昶画伯の家に対する説明で返事に代えた。

「雲甫の家へ行けば、作品の説明さえ不要になります。風情ある垣根で取り囲まれた韓屋、松の前の多くて広い岩、さまざまな形の水石などを見れば、豪放で自信感あふれる韓国の情緒を表現した彼の作品世界を直感的に納得するようになります」

かと思うと、張旭鎭画伯の家はとても小さい。張画伯は大きいものを嫌がり、こぢんまりとした大きさのトイレのことも「大統領のトイレだよ。恥ずかしい」とよく言ったという。あまりにも小さく、号当たりの価格制を適用しがたい張画伯の絵とも似ている。ハン氏は、この本で扱った作家らの作品を変奏して作った自分の作業を来年2月の個人展でお目見えする予定だ。



susanna@donga.com