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洗濯機+クロゼット、エアで洗濯終了!

Posted July. 24, 2006 03:18,   

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頭の中が「2020年」のことだけでいっぱいになっている人々がいる。

京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)にある三星(サムスン)電子・生活家電研究所の未来技術グループの生活文化研究チームだ。

三星電子は未来の家電製品を研究するため、昨年、機械工学、建築、環境、消費者心理学の専攻者たちを集めて、このチームを立ち上げた。

我々の未来の家庭環境はどんな姿だろうか。三星電子・生活家電研究所を尋ねて、専門家らが提示する未来像を仮想シナリオで見た。

●超低騒音のロボット掃除機、勝手に掃除

2020年ソウル。

共稼ぎ主婦の李ミレ氏(33)は退社後、家に帰ってきてドレスルームに向かった。

会社の会食の時に食べた三枚肉のにおいが、桜色のシルクブラウスに染み込んだ。李氏はブラウスをハンガーにかけた後、ドレスルームに設置された「エアウォッシュ(空気洗濯・Air wash)」ボタンを押した。熱い空気が四方から出て、服に染み込んだにおいとほこりをすっかり無くした。

2020年には洗濯機とクロゼットが分離しない。2006年、韓国にお目見えした「銀ナノ洗濯機のエアウォッシュ」が作り付け家具の形に発展したのだ。

寝室の快眠システムを作動させると、多少涼しくなった。スピーカーからは水の流れる音がし、テレビのモニターには森と花が映った。李氏はすぐ眠りに入った。人が認識することができない20dBの騷音を出すロボット掃除機は夜中、家の隅々を掃除した。

●冷蔵庫モニターで賞味期限を確認

李氏が職場にいる間、80歳の李氏の舅は暇つぶしによく皿洗いをする。

腰を曲げて器を入れなければならなかった食器洗浄機は、舅の目の高さに上ってきた。1990年代に国内に紹介されたが、2006年まで10%台に止まっていた食器洗浄機の普及率は2020年90%台に高まった。

2006年から国内に紹介された「ヌード分譲制」は2020年に一般化した。施工会社が骨組の設備だけ提供し、消費者が残りの仕上げ剤を趣向によって選ぶのだ。

じゃがいも、すいか、キムチなどはまるで引き出しのように分けられた貯蔵庫に保管する。牛乳、卵などには電子タッグ(RFID)が付いていて、冷蔵庫のモニターを通じて賞味期限を確認することができる。

●「賢い未来」を作る人々

韓国科学技術院(KAIST)で機械工学を専攻した李チャンヒ三星電子生活文化研究チームの責任研究員は、「家電製品と家具は早く融合(コンバージェンス)するだろう」と話した。

生活文化研究チームは海外の有名な家具博覧会や情報技術(IT)トレンド報告書などを詳細に研究する。女性パワーが大きくなるにつれ、女性消費者の研究も重要になった。

チェ・ドチョル三星電子生活家電研究所長(専務)は「気難しい韓国消費者を満足させる製品なら、海外マーケットでも勝算がある」とし、「数年内にドライクリーニング機能を取り揃えた洗濯機もお目見えする」と話した。



kimsunmi@donga.com