会社員の金ミンヒョンさん（２６・ソウル麻浦区桃花洞）は服やくつを買う時だけでなく、髪を切る時もインターネット・ショッピングモールをまず探す。インターネット・ショッピングモールでこの頃流行のヘアスタイルを調べた後、気に入った美容院を選んで予約する。
金さんは、「予約から計算までインターネットで簡単にでき、美容院別に価格も比べられるので便利だ」と言う。
最近、インターネット・ショッピングモールとテレビショッピングで、「無形商品」の販売が大幅に増加している。
旅行や保険商品は基本。
商品類型も葬礼サービス、ヘアやエステから包装引越サービス、家政婦、ウエディング・プランナーの結婚準備サービス、ショッピング代行サービスなどに日増しに多様化している。
●無形サービスだけで月売上げ１０億ウォン
現代（ヒョンデ）ホームショッピングは今月初め、サービス加入者を対象に、葬礼手続き案内から葬式場探し、お手伝い派遣、葬礼物品まで総括する「葬礼トータルサービス」商品を出した。
２３４万ウォンと高価だが、３回の放送を通じて５３００件を超える注文が殺到した。オフラインで同じ商品が１ヵ月に２００件くらい売れたのと比べると、反応は爆発的だった。
インターネット・ショッピングモールのＤ＆ショップは最近オープンした「オンヘア（on hair）」サービスでかなり儲かっている。月平均取引き高は５億ウォン。全国２４００ヵ所あまりの美容院と連携し、インターネット・ショッピングモールで美容院検索はもちろん、予約と決済まで「ワンストップ」サービスを提供している。
ヘアサービスをはじめ、エステとネールケア、ダイエット・プログラムなど無形商品取り引き高は月平均１０億ウォンを上回っている。
●商品の進化…顧客も業者も満足
インターネット・ショッピングモールのインターパークで無形商品を販売する「生活サービス」カテゴリーも今年に入ってから、訪問客が昨年比３倍以上増えた。
これによって、インターパークは今月半ば、「ウェルビーイングサービス」という無形商品カテゴリーをもう一つ作り、無形商品の数も５０個から２００個に増やした。
エステ、健康管理サービスはもちろん、掃除、洗濯、料理、慶弔など家事を手伝ってくれる家政婦サービス、ショッピングを代わりにしてくれる購買代行サービス、ウェディング・プランナーの結婚準備サービスも出した。
現代ホームショッピングは、ドラマ製作会社の「オリーブナイン」と提携し、今後、同製作会社が作るドラマや芸能人と関連する商品を出す予定だ。
ナム・チャンイム・インタパーク広報チーム長は、「２、３年前、品ぞろえを合わせるためにお目見えした無形商品たちが今や、顧客の要請で種類が多様化している」と言う。
オ・スンテクＤ＆Shopマーケティング本部長は、「顧客はインターネット・ショッピングモールやホームショッピングを通じて情報を得やすいうえ、無形商品の価格とサービスが標準化されたことに満足している」と説明した。
李ヨンソプ・インターパーク提携事業部部長は、「無形商品は物流費用と配送費用が少なく、在庫負担があまりないため、企業にとっても得だ。今後、無形商品の開発はさらに活発になるだろう」と展望した。
imsoo@donga.com
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