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財界地図変える大型M&A、現在進行形

Posted July. 08, 2006 03:00,   

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「これからが始まりです」

大宇(テウ)建設の買収に乗り出したものの失敗したユジングループの関係者は、本格的な買収合併(M&A)競争はこれからが始まりだと述べた。ユジングループは、いくつかの企業からM&Aに一緒に乗り出そうという提案を受けている。上半期(1〜6月)M&A市場の最大物件だった大宇建設を事実上、錦湖(クムホ)アジアナグループが買収するようになったが。財界の勢力地図を変える大型M&Aはまだ「進行形」だ。

8月、本入札を控えているLGカードを含めて現代(ヒョンデ)建設、大宇エレクトロニクス、東亜(トンア)建設などの売却作業は、現在進行中かまもなく始まる。まだ具体的な日程は決まっていないが、ウリ金融持株、ハイニクス半導体、大宇造船海洋、双龍(サンヨン)建設。大韓通運なども売却を控えている。

M&A市場に売り物に出されたかまもなく出される予定のこれら10社余りの時価総額は(株価×株式の数)は、50兆ウォンを上回る。

▲現代建設の争奪戦、目前に迫る〓売り物の価格を高めようと、大宇建設の売却が終わるのを待っていた現代建設の債権団は、今月中、売却主幹社の選定を皮切りに、売却作業に乗り出す。債権団は、現代建設の総株式の50.35%を売る。業界では売却価格が6兆ウォンを上回るものと見ている。

現代グループ、現代重工業グループ、KCCグループなど、凡現代家企業が、有力な買収候補として挙げられる。大宇建設の買収に失敗した斗山(トゥサン)、韓化(ハンファ)、ユジン・グループなども買収戦に参加する見通しだ。

資産規模5兆112億ウォンの現代建設を買収すると、財界の順位は垂直上昇する。斗山グループは、斗山重工業とのシナジー効果を期待しており、韓化グループはリゾート事業の拡大のため建設部門を拡大する計画だ。ユジングループは、目玉会社のドリームシティ放送を売却して、約4000億ウォンの資金を調達した。

この他、東亜建設の買収に向け、京南(キョンナム)企業など14社が意向書を提出した。大宇エレクトロニックスの売却のための本入札は、来月、外資系4社など計5社を対象に実施される。

▲来年はハイニクス、大宇造船海洋〓来年以後、売り物に出される大宇造船、ハイニクス、ウリ金融などは図体が大きい上、「地元の企業」に売却されるべきだという情緒のため、新しいオーナー探しが簡単でないと見られる。

世界最高レベルの技術力を保有する大宇造船は、軍艦や潜水艦などを作る防衛産業部門があり、技術の流出が懸念されるため、外国企業まで参加する公開売却は難しい見通しだ。大宇造船の関係者は「外国企業に売却すれば、海外に流出した技術がブーメランになって、現代重工業と三星(サムスン)重工業も生死の岐路に立たされる恐れがある」と述べた。

ハイニクスの時価総額は、7日の終値の基準で13兆9313億ウォン。債権団の持分35%に、経営権まで確保するためには5兆ウォンが必要だ。LG電子やPOSCOなど、国内大企業が買収候補として取り上げられている。

ウリ金融は、08年3月までに売却することになっている。「外資に渡してはならない」というムードがあるが、「金融と産業の分離」の原則が維持される限り、時価総額が14兆ウォンを越えるウリ金融を買収するほどの財力を持った国内の金融会社は探し難い。

双龍(サンヨン)建設は、最大の債権者である資産管理公社が現代建設の売却が終わった後、売却の手続きに入るという計画を立てている。



buddy@donga.com