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米国による、韓国のため?

Posted June. 30, 2006 03:25,   

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米政府の韓半島外交チームで、韓国系の躍進が目立っている。

駐韓米国大使館のソン・キム(韓国名=金ソンヨン)副参事官が韓国系として初めて国務部韓国課長(ディレクター)に抜擢され、ヘリテージ財団のバルビナ・ファン研究員がクリストファー・ヒル次官補(東アジア太平洋担当)の特別補佐官に指名されたと、28日、報じられた。

両氏は、東亜(トンア)日報との公式の電話インタビューを断った。

金副参事官は「まだ確定していない」と述べ、休暇中の28日に自宅で電話を受けたファン研究員は「2ヵ月以上かかるかもしれない身元照会が行われている状況で、まだ公式な発言はできない」と話した。

02年からソウルに勤めている金副参事官は、1989年に国務部に入る前は、ロサンゼルス地方検察庁で検事を務めた。ペンシルバニア大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で学び、ロヨラ大学法科大学院を卒業した。

今年4月、韓国課副課長に内定したが、課長内定者であるジェリー・アンダーソン国務部平和維持活動制裁テロ課長が、他の部署の副次官補に昇進し、課長に就くことになった。

韓半島政策で強硬な論理を展開してきたファン研究員は、ジョージタウン大学で博士学位を取得した。ファン研究員は、ジョージタウン大学在学時代、現在ホワイトハウス国家安保会議(NSC)アジア担当補佐官を務める韓国系ビクター・チャ教授に学んだ縁がある。

今年の夏、国務部本部に復帰する韓国系としては、北朝鮮担当官に内定しているユリ・キム駐韓米国大使館1等書記官がいる。

ペンシルバニア大学とケンブリッジ大学を卒業した後、96年に外交官になり、韓中日3国での勤務経験がある。02、03年には、パウエル国務長官(当時)の秘書を務めた。

現在、駐韓米国大使館には、97年以降ソウル勤務だけで2度目のジョセフ・ユン公使参事官を含め、約15人の韓国系外交官がいる。ソウル外交筋は、「駐韓米大使館に勤める外交官が、70〜80人程度という点を考えると、韓国系の比重はかなり高い」と話した。

この他の韓国系外交官には、米国に養子縁組をした後、外交官としてソウルを訪れたロバート・オグボーン・スポークスマン、第2次北朝鮮核危機が起こった02年10月に、ケリー国務次官補(当時)の平壌(ピョンヤン)訪問に遂行し、ケリー次官補と姜錫柱(カン・ソクチュ)第一外務次官の会談を目撃したジュリー・チョン駐ベトナム米国大使館副広報官がいる。



srkim@donga.com