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北朝鮮、米全土射程「テポドンX」を開発計画

北朝鮮、米全土射程「テポドンX」を開発計画

Posted June. 27, 2006 03:17,   

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北朝鮮が、米国の国土全体を射程圏に入れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「テポドンX」を開発する計画だという報道が出た中、リチャード・ルーガー(共和)米上院外交委員長が25日、北朝鮮との直接対話の必要性を提起した。

ルーガー委員長は25日(現地時間)、北朝鮮の長距離ミサイルが、米国を射程圏に収めるなら、「米朝2国間の問題だ」とし、ブッシュ政府に北朝鮮と2国間ミサイル交渉をするよう求めた。

ルーガー委員長は同日、米CBS放送のインタビューで、北朝鮮ミサイルに対する先制攻撃には反対だとしながら、「米国が北朝鮮と(直接2国間)対話するテーマが、少なくとも1つは浮上した」と述べた。

読売新聞は26日、米国議会調査局と欧州軍事分析機関の最新報告書を引用しながら、北朝鮮が「テポドン2」より射程距離を増やし命中精度を高めた改良型「テポドンX」を開発する計画だと伝えた。

具体的な技術情報はないが、1990年代に北朝鮮に流出したとされる旧ソ連の潜水艦発射型弾道ミサイル「SSN6」を本体の一部に使用したか、「テポドン2」にSSN6製造技術を加えて設計し直したとの見方が出ている。

ただ、米国全域を射程圏に収める1万キロ以上のICBMを実現するには、ミサイル本体以外に核弾頭の小型軽量化や、ICBMが大気圏に再突入する際に、高熱や衝撃に耐える技術が必要になる。

北朝鮮はまだ、こうした技術を保有していないとする見方もあるが、SSN6の流出で、これらの技術が北朝鮮に渡ったのではないかと懸念する声もあると、同紙は指摘した。

また同紙は、北朝鮮が発射の動きを見せている「テポドン2」は、射程5000キロ未満の中距離ミサイルの可能性が高いと報じた。



credo@donga.com sya@donga.com