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[オピニオン]政策作名

Posted May. 29, 2006 03:01,   

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良い名前が人生を決めると思う人々が多い。昨年11月から改名が容易になり、裁判所への改名申請が、最近月1万件を超えた。よくからかわれるために名前を変えようとする人もいるが、改名で運命を変えようとする人も多い。しかし、30年間、作名の研究をしてきたというチョン・ミョングク氏(51・ソウル)は、「運命を決める多くの要因のうち、名前の影響は大きくないので、でたらめな作名家に騙されないように」とアドバイスする。

◆最近、各省庁は政策に「良い名前」を付けるのに慌しい。大統領府が住宅価格が大幅に上昇した7ヶ所を「バブルセブン」と呼んだことがその一例だ。バブルはいつかは弾けるという意味だから、該当地域に対する反感が感じられる表現だ。産業資源部はエネルギー節約運動の名前を「3、6、9対策」にした。直ちに実践が可能な運動3種と関心を持てば実践できる6種を合わせて、9種の運動を大々的に繰り広げようという意味だ。この運動が成功すれば、年間2兆6000億ウォンのエネルギーを節約することができると言う。

◆保健福祉部は低出産対策を「2・2プラン」と呼ぶことにした。「最少限2人以上は生もう」という主旨からだ。財政経済部は低所得勤労者の所得を補填する「勤労所得税の補填案(EITC)」の名前が難しすぎて、「易しい名前」を公募することにした。しかし、支援を受ける勤労者の立場では、EITCという「難しい名前」が、むしろプライドを傷つけないのではないだろうか。

◆金泳三(キム・ヨンサム)政権時代も「新経済100日計画」や「新経済5ヶ年計画」など、主な経済政策には例外なく「新経済」という名が付けられた。しかし、名前と違い、通貨危機を迎えた。金大中(キム・デジュン)政権は「新知識人」を掲げた。学歴に関係なく、自分ならではの知識と技術で成功した人を「新知識人」と認め、優待しなければならないという意味だったが、知識人の印象を歪曲させたという批判も出た。人生も政策も結果で評価されるものならば、名前より中身を充実させることに最善を尽くすべきだ。政策作名にまで税金を使う必要なない。

林奎振(イム・ギュジン)論説委員 mhjh22@donga.com