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はじける世界的な資産バブル、韓国経済を直撃か

はじける世界的な資産バブル、韓国経済を直撃か

Posted May. 24, 2006 03:02,   

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外国人投資家らが10日から23日まで、10日連続(取引日基準)で国内の株式を投げ売りした。これで今年に入って株式市場から抜けた外国人資金は7800億ウォンに達する。直接的な原因は、世界的に進んでいる金利の引き上げと緊縮政策への懸念だ。

約3年間にわたって新興国家の株式市場と各国の不動産市場に流れ込んだ資金が低金利時代が終わったという兆候が確実になった上、景気鈍化への懸念が出始めたことから、金や債券など安全な資産を探し求めて離れているのだ。

世界的に「資産のバブル」がはじけている中で、韓国は政府が「バブルセブン」を取り上げてまで不動産政策を押し付け、通貨当局の金利引き上げの変数まで加わっているため、衝撃はさらに大きいだろう、との懸念が広がっている。

▲世界経済を脅かす3匹の熊〓米紙ウォールストリートジャーナルは23日付で、△原油価格△不動産バブルの崩壊△インフレーションの3匹の熊(Bear)がグローバル経済の「ゴルディロックス(goldilocks)基調」を脅かしていると報道した。

「ゴルディロックス」とは、高い成長率を示しながら物価上昇の圧力は低い理想的な経済状況を言う。主要国政府と通貨当局は、すでに3匹の熊の脅威を避けるため、対策作りに乗り出した。経済協力開発機関(OECD)は22日、半期の報告書を通じて、「今年は00年代に入って初めて、(インフレ防止のため)米国、日本、欧州連合(EU)が同時に金利を引き上げる年になるだろう」と展望した。

主要国の緊縮の動きに対する市場の反応は、敏感であると同時に爆発的だった。代表的な新興市場のインド株式市場は、22日(現地時間)、10%暴落し、1時間も取引が中断される事態まで発生した。原材料価格の暴落に続いて、代表的な金融資産の株式市場まで急落しているもの。

▲韓国政府は「心配は要らない」(?)〓韓国の株式市場も例外ではない。今月に入って23日まで105.04ポイント(7.3%)も下がった。国際投資資金が流出したためだ。

不動産市場は、国際投資資金が流出するリスクが直接的ではないだろうが、間接的な心理的影響は避けられないと、専門家らは指摘している。

現代(ヒョンデ)経済研究院のユ・ビョンギュ経済本部長は「株価の下落は投資家の心理を冷え込ませて、当分、不動産取引はないだろう」とし「このような状況で景気低迷まで重なると、消費心理の委縮につながるだろう」と予想した。

西江(ソガン)大学の金ギョンファン経済学教授は「全世界的に資産のバブルがはじけている状況では、市場を脅かすのではなく、これまでの政策効果がどのように現れているかを把握してみる必要がある」と指摘した。



witness@donga.com sublime@donga.com