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「非暴力抵抗で中国を変化させる」

Posted May. 13, 2006 06:54,   

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ブッシュ米大統領が11日、王怡(33)成都大学教授など、中国の反体制・宗教・人権活動家3人とホワイトハウスで会った。米大統領が、中国の人権活動家と話を交わしたことは初めてだ。同日の面会は、中国政府の強い反発の中で成立した。

ブッシュ大統領に会った3人のうち、作家の余杰(33)氏と李柏光弁護士は、面会が終わった後、ワシントン市内で東亜(トンア)日報との単独インタビューに応じ、ホワイトハウスでの対話内容を紹介した。

余氏は同日、ブッシュ大統領に、「中国の若い知識人層に、キリスト教信徒が増えている。マーティン・ルーサー・キング牧師がそうだったように、非暴力的方法で中国を変化させる」と話した。するとブッシュ大統領は、「宗教的信仰のために、命を差し出さなければならない厳しい状況に直面した中国人キリスト教徒に敬意を表する」と肯定的に答えたという。

ブッシュ大統領は、「米大統領が何をすればいいか」と聞いた。脱北出のカン・チョルファンさんの家族、金ハンミちゃんの家族を招待した席でも聞かれた同じ質問だ。

3人は、△中国内の人権と宗教の自由の必要性、△中国内の米国外交官の人権外交の強化、△ヤフーやグーグルの中国語版の「検閲」の中止——を注文した。ブッシュ大統領はおおむね納得したが、3つ目の要請については、「民間企業の決定を政府がああしろ、こうしろと言うことはできない」と述べ、難色を示した。しかし、「米国国内の論議を通じて、インターネット企業の株主たちの考えが変わる可能性もある」と述べ、未来を楽観した。

余氏は、「面会は、執務室ではなく、大統領の官邸で行なわれた」とし、「長年の友人のように、和気あいあいとしていた」と伝えた。彼ら3人とブッシュ大統領は、「信仰生活は妻が導いてくれた」という共通点で、笑い合ったと話した。

彼らは、禁書に指定された自分たちの本や中国キリスト教のドキュメンタリーDVD、教会雑誌をプレゼントした。ブッシュ大統領は、ネクタイピンとブローチを贈った。

面会場所は当日の朝、「私的空間」である大統領官邸に変わった。ライス長官など、対中外交を扱う国務省関係者たちの出席も取り消された。このすべては、強く反発した中国を考慮した「小さな配慮」とみられる。

面会には、チェイニー副大統領、ボルトン秘書室長、ハドレー安保補佐官が同席した。



srkim@donga.com