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K−1の崔洪万、30日にプレデターと対戦

K−1の崔洪万、30日にプレデターと対戦

Posted April. 28, 2006 06:57,   

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「テクノゴリアテ」なのか「プレデター」なのか。

韓国伝統の民俗シルム(日本の相撲に相当)天下壮士(横綱に当たる)出身の、「ゴリアテ」こと崔洪万(チェ・ホンマン、26、218cm、158kg)が30日(韓国時間)、米ラスベガスで米国プロレスラー出身のプレデター(36、198cm、139kg、写真)と対戦する。同大会は年末に開かれるK—1ワールドグランプリ本選の参加資格が与えられる予選だ。

崔洪万は、昨年、ワールドグランプリの8強戦に進出したため、別に予選を戦わなくても本選のワールドグランプリ16強の進出資格を既に獲得した状態だ。崔洪万は米国試合では、本選の出場資格とは別に行われるイベント試合の「スーパーファイト」に出場する。

ワールドグランプリの4強進出が目標と話した崔洪万としては、今年の初試合で腕が改善したかどうかを検証される舞台だ。本名が「シルベスター・ターキー」というプレデターは力の強い選手だ。ノース・カロライナ州立大学で政治学を専攻し、1993年の米国大学体育協会(NCAA)でのレスリング・ヘビー級チャンピオン出身だ。プロの舞台では鎖を巻いて登場して険しい印象を与えた後、拳で相手の顔を無慈悲に攻撃するスタイルを見せてきた。映画の中のエイリアンハンターを意味する「プレデター」というニックネームもこの時付けられた。

米国で活動した彼は03年、日本のK—1舞台に進出した。昨年末、05ダイナマイト大会で、K—1ワールドグランプリチャンピオン出身のレミー・ボンヤスキー(オランダ)との接戦の末、1—2で判定負けしたが強烈な印象を残した。特に、よく鍛えられた基本技で着々とボンヤスキーを押し付けて多くの打撃を与えた。当時、判定ではボンヤスキーがテクニックの面で優位を占め僅差で勝ったが、実際、相手に与えた打撃ではプレデターが上だったという分析もあった。

ボンヤスキーは昨年、ワールドグランプリ8強戦で崔洪万を3—0の判定で下した選手だ。崔洪万としてはボンヤスキーとの試合で露になった弱点を克服するのが、今シーズンの課題だ。彼の特技の膝蹴りの威力は既に検証済みだ。しかし、パンチやローキックなどの技がまだ完成していない点が指摘されている。

格闘専門誌の「エムファイト」の李ソンホ編集長は、「これまでは、崔洪万の技が伸びたとは見られない。ワールドグランプリで対戦する選手たちは多様な技と特性を持っているため、崔洪万が基本技をマスターし多様な武器を開発しなければ難しい」と話した。

プレデターとの試合ではスピードよりは力と力がぶつかり合う試合が予想されるだけに、「天下壮士」の力を持った崔洪万に有利な側面もある。だからと言って、プレデターが力でとても劣勢ではない上、基礎がしっかりしている選手なので簡単だとも言えない。新しいコーチを迎えて打撃技を練習してきた崔洪万は、強敵のプレデターとの試合で実力が伸びたかどうか、まともに検証されるようになった。MBC・ESPNで午前11時から生中継される。



bluesky@donga.com