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「北に尽くすからと言って人権は改善されず...」

「北に尽くすからと言って人権は改善されず...」

Posted March. 11, 2006 03:00,   

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北朝鮮民主化運動本部と拉致被害者の家族の集い、北朝鮮民主化フォーラム、キリスト教社会責任など約20の北朝鮮人権団体が、北朝鮮の人権改善に向けた非政府組織(NGO)の課題と連帯策について話し合い、政府に、北朝鮮人権問題について積極的な関心を示すよう呼びかけた。ニューライト全国連合は10日、ソウル中区(チュング)の国家人権委員会で「北朝鮮人権改善に向けたNGO戦略会議」を開いた。

ニューライト全国連合・諸成鎬(チェ・ソンホ、中央大法学部教授)スポークスマンの司会で行われた同会議で、金鎭洪(キム・ジノン)ニューライト全国連合常任議長は「本来、保守勢力は安保に、進歩勢力は人権に関心を持たなければならないのに、妙なことに、進歩勢力が北朝鮮の人権には関心がない」と指摘した。

慶北(キョンブク)大学の許万鎬(ホ・マノ)教授は「北朝鮮の人権とNGOの役割」という基調提案で「北朝鮮住民の悲惨な生活を他国のせいにしている北朝鮮政府に、人権改善を任せてはならない」との見解を示し、「国際社会が積極的に人権じゅうりんの実態を告発し、北朝鮮政府が人権問題を改善せざるを得なくなるよう誘導すべき」と述べた。

同教授は「政府が北朝鮮に条件なしの食糧支援・開発支援を行うからといって、北朝鮮住民の生活が良くなるのではない」と述べ、「食糧分配が透明に行われているのか、開発・支援の過程で北朝鮮住民の生存権が脅威されたりはしないのか、などについてのNGOの持続的な監視とモニターリングが切実」と強調した。

討論者として出席した徐京錫(ソ・キョンソク)牧師は「韓国戦争(1950〜53)記念日がある週を『北朝鮮人権の週』に定め、国内外の韓国人が世界各地の中国大使観前で、脱北者(北朝鮮を脱出した北朝鮮住民)への人道的対応を求めるデモを集中的に繰り広げなければならない」と述べた。

諸スポークスマンは「22日、欧州連合(EU)が北朝鮮人権聴聞会を開く時期に合せて、脱北者、拉北者、韓国軍捕虜たちの苦情を聴取する『脱北者招待聴聞会』を開く計画」だと述べ、「国際社会に北朝鮮人権問題への関心を呼びかけるため、国連事務総長あてに聴聞会の資料を送る予定」だと伝えた。



zeitung@donga.com