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朝鮮族女子学生暴行殺害犯を逮捕、犯人は強姦致傷など性犯罪者

朝鮮族女子学生暴行殺害犯を逮捕、犯人は強姦致傷など性犯罪者

Posted March. 09, 2006 03:00,   

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韓国の名門大学に合格し、入学を目の前にして殺害され、周囲を悲しませた中国朝鮮族の女子学生は、性犯罪者によって殺害されたことが明らかになった。

特に、強姦致傷で執行猶予の判決を受けた犯人が、執行猶予期間に再び犯行を犯したことが明らかになり、性犯罪者に対するなまぬるい処罰が論議を呼ぶものとみられる。

ソウル西大門(ソデムン)警察署は、大学入学を控えて下宿をしていた朝鮮族のカン・ダンチョン氏(21)を殺害し、わいせつな行為をしたファン容疑者(42、無職)に対して、8日、強盗殺人などの容疑で逮捕状を請求した。警察によると、ファン容疑者は、先月15日午後9時50分頃、ソウル西大門区滄川洞(チャンチョンドン)のカン氏の下宿部屋に忍び込み、カン氏の顔を数回殴って、両手で首を締めて殺害した後、わいせつな行為をした容疑を受けている。

ファン氏は、下宿屋の入り口のドアがいつも開いているうえ、カン氏も部屋のドアの鍵をかけていなかったことから、簡単にカン氏の部屋に入ることができた。

警察は「カン氏が、ファン容疑者に金を渡し、助けてくれと哀願した」と述べた。ファン容疑者は、カン氏のキャッシュカード3枚、現金3万ウォン、中国元200元を盗んで逃げた。

警察の調査結果、ファン容疑者は昨年3月に強姦致傷の容疑で逮捕され、同年7月に懲役1年6ヵ月、執行猶予2年の宣告を受けて釈放された。また、昨年12月中旬、ソウル麻浦(マポ)区の某大学前の路地で、20代の女性を暴行しようとしたが、失敗していたことも明らかになった。

中国吉林省出身のカン氏は、昨年1月、韓国企業に就職するために来韓し、延世(ヨンセ)大学韓国語学堂で約1年間韓国語を学び、昨年8月末、外国人選考で延世大学経営学部に合格した。

カン氏は事件当時、夢に描いていた大学生活を控え、新入生オリエンテーションを受けていた。

カン氏の母親の朴英芬(パク・ヨンブン、47)氏は「娘を中国と韓国で認められる人才に育てたかった」と、涙を拭った。

カン氏の遺族は「性犯罪者に対する監視を強化してほしい。学校側がCCTVを設置するなど、学校周辺の下宿にも関心を払ってほしい」と訴えた。



peacechaos@donga.com